鳥取の郷土料理「いただき」とは?名前の由来や具材・作り方を紹介 | ちらほらブログ

鳥取の郷土料理「いただき」とは?名前の由来や具材・作り方を紹介

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鳥取の郷土料理「いただき」とは?名前の由来や具材・作り方を紹介

鳥取の郷土料理いただき

「いただき」という食べ物をご存じでしょうか。

名前だけを聞くと、どんな料理なのか想像しにくいですよね。

いただきは、大きな油揚げの中に生米や野菜などを詰め、だし汁で炊き上げる鳥取県の郷土料理です。

見た目はいなり寿司にも似ていますが、酢飯を詰めるいなり寿司とは作り方が違います。

油揚げの中に生のお米と具材を入れ、それをだし汁でじっくり炊くことで、油揚げにもご飯にも味がしみ込むのが特徴です。

私自身、毎日の家庭料理を長く作ってきましたが、こうした郷土料理を調べていると、身近な材料から生まれた料理には、その土地の暮らしが表れていておもしろいなと思います。

この記事では、鳥取の郷土料理「いただき」とはどんな食べ物なのか、名前の由来や具材、味、いなり寿司との違い、家庭で作る方法までわかりやすく紹介します。

「いただきって何?」「なぜこの名前なの?」「家でも作れる?」という方は、ぜひ参考にしてください。

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  1. 鳥取の郷土料理「いただき」とは?
    1. 「いただき」を簡単に説明すると?
  2. 「いただき」という名前の由来は?
    1. 大山の「頂」に形が似ているという説
    2. 「いただく」という言葉から付いたという説も
  3. いただきは鳥取県のどこの郷土料理?
    1. 「ののこめし」と呼ばれることもある
  4. いただきはどんな味?
    1. 油揚げとご飯の組み合わせだから食べやすい
  5. いただきの中には何が入っている?
    1. いただきによく使われる具材
    2. 家庭によって具材が違うのも郷土料理の魅力
  6. いただきといなり寿司の違いは?
    1. いなり寿司は炊いたご飯を詰める
    2. いただきは生米を油揚げに詰めてから炊く
  7. いただきはどんなときに食べられてきた?
    1. 身近な食材から生まれた「ごちそう」
  8. いただきは家庭でも作れる?
  9. 鳥取の郷土料理「いただき」の作り方
    1. いただきの材料
    2. いただきの煮汁の材料
  10. いただきの下ごしらえ
    1. 米を洗っておく
    2. にんじんやごぼうは細かく切る
    3. ごぼうは変色が気になる場合は水にさらす
  11. いただきの油揚げはどう準備する?
    1. 油揚げが開きにくいときは?
    2. 油抜きは必要?
  12. 米と具材を混ぜて油揚げに詰める
    1. 米をパンパンに詰めない
    2. 油揚げの口を閉じる
  13. いただきを鍋で炊く方法
    1. 1.鍋にいただきを並べる
    2. 2.だし汁と調味料を加える
    3. 3.落とし蓋をして炊く
    4. 4.火を止めて少し休ませる
  14. いただきを炊飯器で作ることはできる?
  15. いただきがうまく炊けない原因は?
    1. 中の米が硬い
    2. 油揚げが破れてしまった
    3. 味が濃くなってしまった
    4. 味が薄いと感じる
  16. いただき作りで覚えておきたい5つのコツ
  17. 具材は冷蔵庫にある野菜でアレンジできる?
    1. 余っている野菜を使い切る料理としても参考になる
  18. いただきは作り置きできる?
  19. いただきは難しそうに見えて家庭的な料理
  20. 鳥取の郷土料理「いただき」はどうやって食べる?
    1. 温かいいただきはだしの風味を楽しめる
    2. 大きないただきは切って食べても
  21. いただきは主食?おかず?
    1. いただきに合う献立は?
    2. 汁物と野菜を添えるだけでも食卓らしくなる
  22. いただきといなり寿司は何が違う?
    1. いなり寿司は炊いたご飯を油揚げに詰める
    2. いただきは生米を油揚げに詰めて一緒に炊く
  23. いただきと炊き込みご飯の違いは?
    1. 油揚げそのものが「器」になる
  24. いただきと「ののこめし」は違うもの?
    1. 「ののこ」という名前もおもしろい
  25. いただきはなぜ鳥取で生まれたの?
    1. 油揚げがごちそうだった時代
  26. いただきは行事や人が集まるときにも食べられてきた
    1. 郷土料理は「その土地の家庭料理」でもある
  27. いただきは栄養バランス的にはどう?
    1. 足りないものはほかの食事で補えばいい
  28. いただきは子どもでも食べやすい?
    1. 野菜は小さく切ると食べやすい
  29. いただきはお弁当に入れられる?
  30. 鳥取へ行ったら「いただき」を探してみるのもおもしろい
  31. いただきは派手ではないけれど家庭料理らしさが詰まった郷土料理
  32. いただきの保存方法は?
    1. 冷蔵保存する場合
  33. いただきは冷凍保存できる?
    1. いただきを冷凍する方法
    2. 冷凍した日付を書いておくと分かりやすい
  34. 冷凍したいただきはどうやって解凍する?
    1. 温め直すときに乾燥が気になる場合は?
  35. いただきは翌日でも食べられる?
    1. 作りすぎそうなら最初から冷凍する分を決めても
  36. いただきを作るときによくある疑問【FAQ】
    1. Q. いただきとは何ですか?
    2. Q. なぜ「いただき」という名前なのですか?
    3. Q. いただきは鳥取県のどこの料理ですか?
    4. Q. 「いただき」と「ののこめし」は同じですか?
    5. Q. いただきには何が入っていますか?
    6. Q. いただきはどんな味ですか?
    7. Q. いただきといなり寿司の違いは何ですか?
    8. Q. いただきと炊き込みご飯は何が違いますか?
    9. Q. いただきを作るときに米は炊いてから入れますか?
    10. Q. 米は油揚げいっぱいに詰めてもいいですか?
    11. Q. いただきは炊飯器でも作れますか?
    12. Q. いただきは冷凍できますか?
    13. Q. いただきは子どもでも食べられますか?
    14. Q. いただきには何を合わせるといいですか?
  37. 鳥取の「いただき」は身近な材料から生まれた郷土料理
  38. まとめ|鳥取の郷土料理「いただき」を家庭でも楽しんでみよう
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鳥取の郷土料理「いただき」とは?

いただきは、油揚げの中に米や野菜などを詰め、だし汁で炊いて作る鳥取県の郷土料理です。

特に鳥取県西部の弓ヶ浜半島を中心に受け継がれてきた料理として知られています。

地域や家庭によって具材や味付けには違いがありますが、大きな油揚げの中に生米と具材を詰めて炊くのが基本です。

炊いている間に、だしや調味料の味を油揚げと米が吸い込みます。

油揚げの旨みもご飯になじむので、ひとつの料理の中でご飯とおかずのような満足感を楽しめるのも魅力です。

「いただき」を簡単に説明すると?

初めて聞いた方に簡単に説明するなら、「生米や野菜を詰めた大きな油揚げを、だし汁で炊いた鳥取の郷土料理」と考えると分かりやすいでしょう。

見た目から「大きないなり寿司?」と思うかもしれません。

しかし、一般的ないなり寿司とは作り方も味わいも異なります。

この違いについては後ほど詳しく紹介します。

「いただき」という名前の由来は?

料理の特徴と同じくらい気になるのが、「なぜ、いただきという名前なの?」ということではないでしょうか。

「いただき」という名前については、いくつかの由来が伝えられています。

大山の「頂」に形が似ているという説

由来のひとつとして伝えられているのが、料理の形が鳥取県を代表する山である大山(だいせん)の「頂」に似ていることから、「いただき」と呼ばれるようになったという説です。

油揚げの中に米や具材を詰めると、ふっくらとした三角形のような形になります。

その姿を山の頂に見立てたというわけですね。

「いただく」という言葉から付いたという説も

もうひとつ、食べ物をもらったときの「いただく」という言葉が由来になったという説もあります。

いただきは、もともと特別な日のごちそうとしても食べられてきた料理です。

油揚げが貴重だった時代に、もらった油揚げへ米や野菜を詰めて炊き、ごちそうとして食べたことから「いただき」と呼ばれるようになったともいわれています。

郷土料理の名前には複数の説が残っていることも珍しくありません。

「これが絶対の由来」と決めつけるより、地域で伝えられてきた背景のひとつとして知っておくとよいでしょう。

いただきは鳥取県のどこの郷土料理?

鳥取県西部の弓ヶ浜半島

いただきは鳥取県全域で知られていますが、特に鳥取県西部の弓ヶ浜半島を中心とした地域で受け継がれてきた郷土料理です。

鳥取県西部には米子市や境港市などがあります。

地域によっては「いただき」ではなく、別の呼び方をすることもあります。

「ののこめし」と呼ばれることもある

いただきは「ののこめし」「ののこ」と呼ばれることもあります。

同じ鳥取県の料理でも、地域によって呼び方が違うのは郷土料理らしいところです。

旅行先やお店で「ののこめし」という名前を見かけたら、いただきと関係の深い料理だと覚えておくと分かりやすいでしょう。

いただきはどんな味?

いただきは、だしと醤油などを使った甘辛い味付けが基本です。

炊いている間に油揚げが煮汁を吸い、その旨みが中の米や野菜にもなじみます。

派手な味というより、だしと油揚げのコクを感じられる、どこか家庭料理らしい味わいです。

油揚げとご飯の組み合わせだから食べやすい

使われる材料を見ると、油揚げ、米、ごぼう、にんじんなど、家庭料理でもおなじみのものが中心です。

私も普段の料理では煮物をよく作りますが、油揚げはだしや煮汁を吸ってくれるので、煮物に入れてもおいしい食材ですよね。

いただきも、油揚げにだしがしっかりしみ込むところがおいしさのポイントです。

特別な食材をたくさん使うというより、身近な材料をおいしく食べる。

そういうところにも、昔から家庭で受け継がれてきた郷土料理らしさを感じます。

いただきの中には何が入っている?

鳥取の郷土料理いただき

いただきの基本となるのは、油揚げ・米・野菜です。

ただし、郷土料理なので、家庭や地域によって中に入れる具材や味付けは異なります。

いただきによく使われる具材

  • 油揚げ
  • にんじん
  • ごぼう
  • 干ししいたけ
  • 鶏肉

このほかにも、家庭によってさまざまな具材が使われます。

にんじんやごぼうなどの野菜を細かく切り、米と一緒に油揚げの中へ詰めます。

それをだし汁で炊くことで、米が煮汁を吸いながらふっくらしていきます。

家庭によって具材が違うのも郷土料理の魅力

「いただきには必ずこの具材を入れなければならない」と考えるより、家庭によって違いがある料理として見るとよいでしょう。

同じ煮物でも、家によって少し甘かったり、醤油が濃かったり、入っている野菜が違ったりしますよね。

郷土料理もそれと同じで、「わが家の味」が受け継がれているものがあります。

長く家庭料理を作っていると、レシピ通りの味だけが家庭料理ではないと感じます。

その家で食べ慣れた味があるということも、郷土料理のおもしろさではないでしょうか。

いただきといなり寿司の違いは?

いなり寿司

いただきを初めて見たときに、多くの方が思い浮かべるのが「いなり寿司」です。

どちらも油揚げの中にご飯が入っているので、確かによく似ています。

しかし、大きな違いがあります。

いなり寿司は炊いたご飯を詰める

一般的ないなり寿司は、油揚げを甘辛く煮て、その中に酢飯などの炊いたご飯を詰めます。

つまり、ご飯を炊いてから油揚げの中へ入れる料理です。

いただきは生米を油揚げに詰めてから炊く

一方、いただきは生の米と具材を油揚げの中へ入れ、油揚げごとだし汁で炊きます。

「ご飯を炊いてから詰める」のがいなり寿司、「生米を詰めてから炊く」のがいただき。

この違いを覚えておくと分かりやすいでしょう。

炊いている間に米がだしを吸うため、いただきならではの味わいになります。

いただきはどんなときに食べられてきた?

いただきは、日常の食事だけでなく、行事や人が集まるときなどにも作られてきた郷土料理です。

大きな油揚げに米や野菜をたっぷり詰めた料理は、見た目にもボリュームがあります。

身近な食材を使いながら、一品で満足感のある料理になるのも特徴です。

身近な食材から生まれた「ごちそう」

今ではスーパーへ行けば、さまざまな食材を簡単に買うことができます。

しかし昔の家庭料理では、身近にある材料を無駄なく使い、おいしく食べる工夫が大切でした。

油揚げに米や野菜を詰め、だしで炊く「いただき」も、そうした暮らしの知恵が感じられる料理です。

私は鳥取県で暮らしているわけではないので、「子どもの頃から食べていました」といった体験はありません。

それでも家庭料理を長く作っている立場から見ると、特別すぎない材料を組み合わせて家族が食べられる一品にするところには、とても親しみを感じます。

郷土料理というと難しそうに感じるかもしれませんが、材料を見ると意外と家庭に身近な料理なのです。

いただきは家庭でも作れる?

鳥取の郷土料理いただき

いただきは、鳥取県へ行かなければ食べられない料理というわけではありません。

油揚げ、米、にんじん、ごぼうなど、スーパーで手に入りやすい材料を使って家庭でも作ることができます。

ただし、普通のいなり寿司とは違って、生米を油揚げの中に入れて炊くため、米を詰めすぎないことがポイントです。

炊いている間に米が水分を吸って膨らむため、最初からパンパンに詰めてしまうとうまく炊き上がらないことがあります。

「作ってみたいけれど難しそう」という方でも、ポイントを知っておけば挑戦できます。

次は、鳥取の郷土料理「いただき」の基本的な作り方、材料や具材の切り方、生米を詰める量、味付け、上手に炊くコツを詳しく紹介します。

鳥取の郷土料理「いただき」の作り方

いただきは、大きめの油揚げに生米や野菜などを詰め、だし汁でじっくり炊いて作ります。

見た目は少し手が込んでいるように感じますが、使う材料は米、油揚げ、にんじん、ごぼうなど、家庭でもなじみのあるものが中心です。

作るときに特に覚えておきたいのが、油揚げの中に生米を詰めすぎないこと

米は炊いている間に水分を吸って膨らむため、余裕を残して詰めるのがポイントです。

ここでは、家庭でも挑戦しやすい基本的な作り方を紹介します。

いただきの材料

作りやすい分量の目安として、次のような材料を用意します。

  • 大きめの油揚げ:4枚
  • 米:1合
  • にんじん:1/3本程度
  • ごぼう:1/3本程度
  • 干ししいたけ:2枚程度
  • 鶏肉:50~80g程度

具材は家庭によって異なるため、必ずこの組み合わせでなければならないわけではありません。

鶏肉を入れない作り方もあります。

まずは米、にんじん、ごぼうなど、シンプルな材料から作ってみてもよいでしょう。

いただきの煮汁の材料

  • だし汁:500~600ml程度
  • 醤油:大さじ3程度
  • みりん:大さじ2程度
  • 砂糖:大さじ1~2程度
  • 酒:大さじ2程度

鍋の大きさや油揚げの大きさによって必要な煮汁の量は変わります。

また、甘めが好き、醤油の味を少し強くしたいなど、家庭によって好みも違います。

上記を目安にしながら調整してください。

いただきの下ごしらえ

材料を用意したら、油揚げ、米、野菜の下ごしらえをします。

いただきは油揚げの中ですべての材料を炊き上げるので、具材の大きさをそろえておくと食べやすくなります。

米を洗っておく

米は通常ご飯を炊くときと同じように洗います。

洗ったあとはザルなどに上げ、水気を切っておきます。

いただきは、炊き上がったご飯を油揚げへ入れるのではなく、この生米を具材と一緒に詰めてから炊くのが特徴です。

にんじんやごぼうは細かく切る

にんじんやごぼうは、米と一緒に油揚げへ入れやすいよう細かく切ります。

干ししいたけを使う場合は水で戻し、こちらも細かく切ります。

鶏肉を入れる場合も、小さめに切っておくと食べやすくなります。

具材が大きすぎると油揚げに詰めにくくなるため、全体を小さめにそろえるのがポイントです。

ごぼうは変色が気になる場合は水にさらす

切ったごぼうは、変色などが気になる場合は短時間水にさらし、そのあと水気をよく切ります。

長時間水にさらし続ける必要はありません。

ごぼうの風味も、いただきのおいしさのひとつです。

いただきの油揚げはどう準備する?

いただきでは、米と具材を中に詰められる大きめの油揚げを使います。

油揚げの一辺を切って、袋状になるように中を開きます。

油揚げが開きにくいときは?

油揚げによっては、中がくっついていて開きにくいことがあります。

無理に指を入れると破れてしまうため、少しずつ丁寧に開きましょう。

菜箸などを油揚げの上で軽く転がしてから開く方法もあります。

油揚げが破れると炊いている途中で米が出やすくなるので、ここは急がず作業します。

油抜きは必要?

油揚げの油分やにおいが気になる場合は、熱湯をかけるなどして油抜きしてから使う方法があります。

商品によって油の状態も違うため、使う油揚げに合わせて調整するとよいでしょう。

米と具材を混ぜて油揚げに詰める

洗って水気を切った米と、細かく切ったにんじん、ごぼう、しいたけ、鶏肉などを混ぜ合わせます。

混ぜた具材を、袋状にした油揚げへ詰めていきます。

ここが、いただきを上手に作るための重要なポイントです。

米をパンパンに詰めない

油揚げいっぱいまで米を詰めたくなりますが、詰めすぎないようにしましょう。

米は煮汁を吸って膨らみます。

最初からパンパンにすると、米が十分に膨らむ余裕がなくなったり、油揚げが破れたりする原因になります。

「ちょっと少ないかな?」と思うくらい余裕を残すことを意識するとよいでしょう。

油揚げの口を閉じる

米と具材を詰めたら、油揚げの口を閉じます。

爪楊枝などを使って留める方法があります。

炊いている途中で中身が出ないように閉じますが、油揚げを強く引っ張って破らないよう注意してください。

いただきを鍋で炊く方法

具材を詰めた油揚げを鍋に並べたら、だし汁と調味料を加えて炊いていきます。

いただきは、油揚げだけを煮る料理ではありません。

中に入っている生米までしっかり炊き上げる必要があります。

1.鍋にいただきを並べる

具材を詰めた油揚げを、鍋の中に並べます。

炊いている間に米が膨らむため、ぎゅうぎゅうに押し込むのではなく、ある程度余裕を持たせます。

2.だし汁と調味料を加える

だし汁、醤油、みりん、砂糖、酒などを加えます。

煮汁の量は、使う鍋や油揚げの大きさによって調整してください。

米が煮汁を吸って炊き上がる料理なので、煮汁が極端に少なくならないよう注意します。

3.落とし蓋をして炊く

火にかけて煮立ったら火加減を調整し、落とし蓋をしてじっくり炊きます。

強火で一気に煮汁を減らしてしまうと、中の米が十分に炊けないことがあります。

途中で煮汁の状態を確認しながら、中の米までしっかり火を通しましょう。

4.火を止めて少し休ませる

中の米まで炊き上がったら火を止めます。

すぐに取り出すのではなく、少し休ませることで味がなじみやすくなります。

ただし、室温に長時間放置するのは避けましょう。

いただきを炊飯器で作ることはできる?

「鍋ではなく炊飯器で作れないかな?」と思う方もいるでしょう。

炊飯器を使ったいただきのレシピもありますが、使用できる料理や調理方法は炊飯器によって異なります。

油揚げに具材を詰めた料理を炊飯器で加熱してよいかは、必ず使用している炊飯器の取扱説明書を確認してください。

対応しているか分からない場合は、鍋で作るほうが安心です。

いただきがうまく炊けない原因は?

いただきを初めて作ると、「中の米が硬い」「油揚げが破れた」といった失敗が起こることがあります。

よくある原因を知っておくと、作るときの参考になります。

中の米が硬い

中の米が硬い場合は、米が十分に水分を吸えていなかった可能性があります。

煮汁が少なすぎなかったか、火が強すぎて早く煮汁がなくならなかったか、米を詰めすぎていなかったかなどを確認してみましょう。

油揚げが破れてしまった

油揚げが破れる原因として考えられるのが、米や具材の詰めすぎです。

生米は炊くと膨らむため、最初から油揚げいっぱいに入れないことが大切です。

また、油揚げを袋状に開くときにも破らないよう丁寧に扱いましょう。

味が濃くなってしまった

長く煮すぎて煮汁が減ると、味が濃くなることがあります。

特に醤油や砂糖を使う料理なので、煮詰まりすぎには注意します。

最初から濃い味にするより、だしの風味を生かして作ると食べやすくなります。

味が薄いと感じる

反対に味が薄く感じる場合もあります。

いただきは、油揚げだけでなく中の米も煮汁を吸います。

炊き上がったあと少し置くことで味がなじむこともあるため、途中で調味料を一気に増やさず、仕上がりを見ながら調整しましょう。

いただき作りで覚えておきたい5つのコツ

チェック

初めて作る場合は、次の5つを意識すると分かりやすいです。

  • 油揚げは破らないよう丁寧に開く
  • 野菜などの具材は小さめに切る
  • 生米を油揚げに詰めすぎない
  • 煮汁を急激に減らさない
  • 中の米までしっかり炊けたことを確認する

特に重要なのは、やはり「米を詰めすぎないこと」と「中の米まできちんと炊くこと」です。

具材は冷蔵庫にある野菜でアレンジできる?

郷土料理としての基本を知ったうえで、家庭で作る場合は具材を少しアレンジする方法もあります。

例えば、にんじん、ごぼう、しいたけなどを基本に、家庭で使いやすい具材を組み合わせることもできます。

ただし、何でも入れれば「鳥取の郷土料理としてのいただき」になるわけではありません。

まずは基本的な作り方を知り、そのうえで家庭向けのアレンジとして楽しむとよいでしょう。

余っている野菜を使い切る料理としても参考になる

私は普段の料理でも、野菜が少しずつ余ることがあります。

特にいただきのように、にんじんやごぼうなどを細かくして使う料理を見ると、「こういう使い方もできるんだな」と参考になります。

家庭料理では、レシピのためだけに食材をたくさん買うと、今度は残った材料をどう使うか悩んでしまいます。

基本の郷土料理を大切にしながら、家庭で作るときには食材を無駄にしないことも考えたいですね。

いただきは作り置きできる?

いただきは米を使った料理なので、作ったあとの保存方法にも注意が必要です。

食べきれない場合は室温に長時間置かず、適切に冷蔵または冷凍して保存しましょう。

「翌日でも食べられる?」「冷凍できる?」といった保存については、後半で詳しく紹介します。

いただきは難しそうに見えて家庭的な料理

油揚げの中に生米を詰めて炊くと聞くと、最初は少し難しそうに感じるかもしれません。

しかし、使われているのは油揚げ、米、にんじん、ごぼうなど、家庭でおなじみの材料です。

作り方で大切なのも、米を詰めすぎず、煮汁を確認しながら中まできちんと炊くこと。

特別な調理器具がなければ作れない料理ではありません。

私はこうした郷土料理を見ると、豪華な材料を使うことだけが「ごちそう」ではないのだと感じます。

身近な食材を組み合わせ、手間をかけて家族がおいしく食べられるものにする。

長く家庭料理を作っていると、そういう料理にはやはり惹かれます。

次は、いただきの食べ方や献立、いなり寿司・炊き込みご飯との違い、鳥取で受け継がれてきた食文化について、さらに詳しく紹介します。

鳥取の郷土料理「いただき」はどうやって食べる?

いただきは、油揚げの中に米や野菜などを詰め、だし汁で炊き上げた料理です。

しっかり味がしみ込んでいるので、基本的には炊き上がったものをそのまま食べられます。

大きな油揚げを使って作るため、ひとつでも食べ応えがあります。

初めて見ると「これは主食?それともおかず?」と迷うかもしれませんが、中にはご飯が入っているので、主食に近い感覚で食べることができます。

温かいいただきはだしの風味を楽しめる

炊き上がったばかりのいただきは、油揚げと中のご飯がやわらかく、だしの風味を感じやすいのが魅力です。

油揚げが煮汁を吸い、その味が中の米や野菜にもなじんでいます。

油揚げを噛んだときのコクと、だしを吸ったご飯を一緒に楽しめる料理です。

大きないただきは切って食べても

使う油揚げによっては、いただきがかなり大きく仕上がることがあります。

食べにくい場合は、食べやすい大きさに切って盛り付けてもよいでしょう。

切ると中に入っているにんじんやごぼうなどが見えるので、見た目にも具だくさんなのが分かります。

いただきは主食?おかず?

鳥取の郷土料理いただき

いただきには米が入っているため、基本的には主食として考えると献立を組み立てやすくなります。

ただし、油揚げや野菜なども一緒に食べられるため、一般的な白ご飯よりも一品で食べ応えがあります。

だからこそ、いただきと一緒に何を食べるかは、それほど難しく考えなくてもよいでしょう。

いただきに合う献立は?

いただきは醤油やだしを使った和風の味なので、汁物やさっぱりした副菜を合わせやすい料理です。

例えば、次のような組み合わせがあります。

  • 豆腐やわかめの味噌汁
  • 季節の野菜のおひたし
  • きゅうりなどの酢の物
  • 青菜の和え物
  • 漬物
  • 焼き魚

いただきそのものに米と油揚げ、野菜が入っているので、副菜まで重たいものをたくさん用意する必要はありません。

汁物と野菜を添えるだけでも食卓らしくなる

毎日の家庭料理では、「主菜、副菜、副々菜……」と全部きれいにそろえようとすると大変です。

私も家族の食事を長く作っていますが、毎回完璧な献立にしようとは考えていません。

いただきのように米と具材が一緒になった料理なら、汁物と野菜のおかずを添える。

少し物足りなければ、焼き魚などを加える。

そのくらいに考えると、家庭でも取り入れやすいのではないでしょうか。

いただきといなり寿司は何が違う?

いただきを見て「いなり寿司に似ている」と思う方は多いでしょう。

どちらも油揚げの中にご飯が入っているので見た目は似ていますが、作り方には大きな違いがあります。

いなり寿司は炊いたご飯を油揚げに詰める

一般的ないなり寿司は、甘辛く煮た油揚げを用意し、その中へ炊き上がった酢飯などを詰めます。

つまり、油揚げとご飯をそれぞれ調理してから組み合わせます。

いただきは生米を油揚げに詰めて一緒に炊く

いただきの場合は、生米と野菜などの具材を油揚げへ詰め、その状態でだし汁を使って炊き上げます。

いなり寿司は「炊いたご飯を詰める」、いただきは「生米を詰めてから炊く」。

ここが最も分かりやすい違いです。

いただきでは、炊いている間に煮汁を米と油揚げが一緒に吸うため、料理全体に味がなじみます。

いただきと炊き込みご飯の違いは?

生米と具材をだしや調味料で炊くという点では、いただきは炊き込みご飯にも似ています。

しかし、いただきでは米と具材を油揚げの中に入れてから炊くところが大きな特徴です。

油揚げそのものが「器」になる

炊き込みご飯では、米と具材を炊飯器や鍋へ直接入れて炊きます。

一方のいただきは、油揚げが米と具材を包む「袋」のような役割をします。

さらに油揚げ自体も煮汁を吸い、そのコクが中のご飯にも加わります。

油揚げが単なる具材ではなく、料理の形を作る重要な存在になっているところが、いただきのおもしろい点です。

いただきと「ののこめし」は違うもの?

鳥取のいただきについて調べていると、「ののこめし」という名前を見かけることがあります。

いただきは地域によって「ののこ」「ののこめし」などと呼ばれることがあります。

地域による呼び名や作り方の違いもあるため、すべてをまったく同じものとして単純に決めつけるより、鳥取県西部に伝わる関係の深い郷土料理として知っておくとよいでしょう。

「ののこ」という名前もおもしろい

郷土料理は、同じような料理でも地域によって名前が違うことがあります。

旅行中にメニューや商品を見て、「これは何だろう?」と思って調べると、その土地の暮らしや歴史につながることもあります。

「いただき」「ののこめし」という少し変わった名前も、鳥取の食文化を知るきっかけになりそうですね。

いただきはなぜ鳥取で生まれたの?

鳥取砂丘

郷土料理には、その土地で手に入りやすかった食材や、昔の人々の暮らしが深く関係しています。

いただきも、単に「油揚げにご飯を入れてみた」という料理ではなく、鳥取県西部の暮らしの中で受け継がれてきました。

油揚げがごちそうだった時代

現在では油揚げはスーパーで気軽に購入できる身近な食品です。

しかし、昔は油揚げが今よりもごちそうとして扱われた時代がありました。

大きな油揚げをもらったときに、その中へ米や野菜を詰めて炊き、家族で食べたことが「いただき」の由来のひとつとして伝えられています。

身近な食材を無駄なく使いながら、みんなが食べられる料理へ。

そう考えると、いただきは昔の家庭料理の知恵が詰まった料理ともいえます。

いただきは行事や人が集まるときにも食べられてきた

いただきは普段の食事だけでなく、祭りや行事、人が集まるときなどにも作られてきたとされています。

油揚げの中に米と具材がたっぷり入っているため、ひとつでもボリュームがあります。

家族や親戚などが集まる日にたくさん作る料理としても向いていたのでしょう。

郷土料理は「その土地の家庭料理」でもある

郷土料理というと、観光地の飲食店で食べる特別な料理というイメージを持つ方もいるかもしれません。

でも、もともとは地域の家庭で作られてきた料理もたくさんあります。

いただきも、そうした暮らしに根付いた料理のひとつです。

私は鳥取で暮らした経験はありませんし、いただきを昔から食べてきたわけでもありません。

だから「わが家のいただきはこうです」とは言えません。

ただ、長く家庭料理を作っていると、家にある身近な食材を使って家族のお腹を満たす料理には、とても親しみを感じます。

地域が違っても、家庭料理の根っこの部分には共通するものがあるのかもしれません。

いただきは栄養バランス的にはどう?

いただきには米、油揚げ、野菜などが使われます。

米から炭水化物、油揚げからたんぱく質や脂質、にんじんやごぼうなどから野菜を一緒にとれる料理です。

鶏肉などを加える作り方なら、さらにたんぱく質を加えることができます。

ただし、いただきだけですべての栄養を十分にとろうと考える必要はありません。

足りないものはほかの食事で補えばいい

私は栄養士の資格を持っていますが、家庭の食事では「一食ですべて完璧にしなければ」とは考えていません。

いただきを主食にして、野菜が少なそうなら副菜や汁物で野菜を足す。

たんぱく質をもう少し取りたいなら、魚や豆腐などのおかずを添える。

そして、その日に足りなかったものがあれば、翌日なども含めて食事全体で調整する。

毎日の家庭料理なら、そのくらいの考え方のほうが続けやすいと思います。

いただきは子どもでも食べやすい?

いただきは、だしや醤油を使った親しみやすい味付けで、油揚げの中にはご飯と野菜が入っています。

辛い調味料を使う料理ではないため、家庭の味付けに調整すれば子どもでも食べやすいでしょう。

野菜は小さく切ると食べやすい

ごぼうやにんじんなどの具材は、小さめに切っておくとご飯となじみやすくなります。

子ども向けに作る場合も、具材を細かくすると食べやすくなるでしょう。

ただし、味付けの濃さや食材の大きさは、食べる人の年齢などに合わせて調整してください。

いただきはお弁当に入れられる?

ご飯と具材が油揚げの中にまとまっているため、「お弁当に入れやすそう」と思う方もいるでしょう。

お弁当に入れる場合は、作りたての熱い状態のまま蓋をせず、衛生面に十分注意する必要があります。

特に気温が高い季節は食品が傷みやすくなるため、持ち運ぶ時間や温度管理にも注意しましょう。

汁気が多く残っている場合は、お弁当向きとはいえないこともあります。

鳥取へ行ったら「いただき」を探してみるのもおもしろい

いただきは、鳥取の食文化を感じられる郷土料理です。

鳥取というと、カニや梨など有名な食べ物を思い浮かべる方も多いでしょう。

でも、その土地で昔から家庭に受け継がれてきた料理に注目すると、また違った鳥取の魅力が見えてきます。

旅行などで鳥取を訪れる機会があれば、「いただき」や「ののこめし」という名前を探してみるのもおもしろいですね。

いただきは派手ではないけれど家庭料理らしさが詰まった郷土料理

いただきは、高価な食材をたくさん使った豪華な料理ではありません。

米、油揚げ、にんじん、ごぼうなど、今の私たちにとっても身近な食材が中心です。

それでも、生米と具材を油揚げに詰め、だしでじっくり炊くことで、その土地ならではの料理になります。

私はこうした料理を知るたびに、家庭料理のおもしろさは「珍しい食材を使うこと」だけではないのだと感じます。

いつもの材料でも、組み合わせ方や作り方が変われば、まったく違う一品になる。

いただきは、そんな昔の家庭料理の工夫を感じられる鳥取の郷土料理です。

次は、いただきの保存方法や冷凍方法、翌日の食べ方、よくある質問、記事全体のまとめを紹介します。

いただきの保存方法は?

いただきは米や油揚げ、野菜などを使った料理なので、作ったあとは保存方法にも気をつけましょう。

たくさん作って食べきれなかった場合は、室温に長時間置いたままにせず、早めに冷蔵または冷凍します。

特に気温や湿度が高い季節は傷みやすくなるため、「煮物だから大丈夫」と考えず、適切に保存することが大切です。

冷蔵保存する場合

冷蔵する場合は、いただきの粗熱をできるだけ早く取り、清潔な保存容器などに入れて冷蔵庫で保存します。

食べるときは、においや見た目などに異常がないことを確認し、中心まで十分に温め直しましょう。

保存状態によって傷み方は変わるため、「冷蔵庫に入れたから何日でも大丈夫」とは考えず、できるだけ早めに食べ切るのがおすすめです。

いただきは冷凍保存できる?

すぐに食べ切れない場合は、冷凍保存する方法もあります。

いただきを一つずつ、または一回に食べる分量に分けて包んでおくと、必要な分だけ取り出しやすくなります。

いただきを冷凍する方法

  • いただきの粗熱をできるだけ早く取る
  • 一回に食べる量に分ける
  • ラップなどで包む
  • 冷凍用保存袋などに入れる
  • 保存した日付を書いて冷凍する

冷凍するときは、空気に触れにくい状態にしておくと乾燥や冷凍庫内のにおい移りを防ぎやすくなります。

冷凍した日付を書いておくと分かりやすい

冷凍保存で意外と困るのが、「これ、いつ冷凍したんだっけ?」という問題です。

私自身、冷凍庫へ入れたことに安心して、そのまま忘れてしまうことがあります。

あとから出てきても、いつのものなのか分からなくなるんですよね。

保存袋などに冷凍した日付を書いておくだけでも、古いものから使いやすくなります。

いただきに限らず、家庭で冷凍保存するときに習慣にしておくと便利です。

冷凍したいただきはどうやって解凍する?

冷凍したいただきを食べるときは、冷蔵庫で解凍してから温め直す方法があります。

電子レンジを利用する場合は、使用する容器や食品の大きさに合わせて加熱してください。

いただきは中にご飯が詰まっているため、表面だけ熱くなって中が冷たいということがないよう、中心部までしっかり温まっていることを確認しましょう。

温め直すときに乾燥が気になる場合は?

冷蔵や冷凍したいただきは、作りたてに比べると水分が少なく感じることがあります。

電子レンジで温める場合は、乾燥しすぎないようにラップを利用するなど、食品の状態に合わせて工夫するとよいでしょう。

煮汁を一緒に保存している場合は、少量の煮汁と一緒に温める方法もあります。

いただきは翌日でも食べられる?

いただきが余ったときに、「翌日でも食べられる?」と気になる方もいるでしょう。

適切に冷蔵保存されているものを翌日に食べることはできますが、保存前に長時間室温へ置いていた場合などは注意が必要です。

食べられるかどうかは日数だけで判断せず、保存状態も考える必要があります。

少しでも異臭や見た目の異常などがある場合は、無理に食べないようにしましょう。

作りすぎそうなら最初から冷凍する分を決めても

私は料理をするとき、目分量で作ってしまって思ったより多くできることがあります。

「これくらいなら食べられるかな」と思って作ったのに、いざ出来上がると多かった、ということもあります。

いただきも大きな油揚げを使うと一つ一つにボリュームがあるため、家族の人数によっては余ることがあるでしょう。

たくさんできそうな場合は、無理に数日かけて食べようとせず、早めに冷凍保存へ回すのもひとつの方法です。

いただきを作るときによくある疑問【FAQ】

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最後に、鳥取の郷土料理「いただき」について気になりやすい疑問をまとめました。

Q. いただきとは何ですか?

いただきは、油揚げの中に生米や野菜などを詰め、だし汁で炊き上げる鳥取県の郷土料理です。

特に鳥取県西部の弓ヶ浜半島を中心に受け継がれてきた料理として知られています。

Q. なぜ「いただき」という名前なのですか?

名前の由来には複数の説があります。

料理の形が大山の「頂」に似ているからという説や、貴重だった油揚げを「いただいた」ことに由来するという説などが伝えられています。

由来については一つに断定せず、地域に伝わる説として理解しておくとよいでしょう。

Q. いただきは鳥取県のどこの料理ですか?

いただきは鳥取県の郷土料理で、特に米子市や境港市などがある県西部、弓ヶ浜半島を中心に受け継がれてきました。

Q. 「いただき」と「ののこめし」は同じですか?

いただきは、地域によって「ののこ」「ののこめし」などと呼ばれることがあります。

地域や家庭によって呼び方や作り方などに違いが見られるため、鳥取県西部に伝わる関係の深い郷土料理として覚えておくと分かりやすいでしょう。

Q. いただきには何が入っていますか?

基本的には油揚げ、米、にんじん、ごぼうなどが使われます。

しいたけや鶏肉などを加える作り方もあり、具材や味付けは地域や家庭によって異なります。

Q. いただきはどんな味ですか?

だしや醤油などを使った、甘辛く親しみやすい味わいです。

油揚げと中の米が煮汁を吸うため、だしの旨みと油揚げのコクを一緒に楽しめます。

Q. いただきといなり寿司の違いは何ですか?

大きな違いは、ご飯を油揚げへ入れるタイミングです。

一般的ないなり寿司は炊いたご飯を油揚げへ詰めますが、いただきは生米と具材を油揚げへ詰めてから、だし汁で一緒に炊き上げます。

Q. いただきと炊き込みご飯は何が違いますか?

どちらも米と具材をだしや調味料で炊きますが、いただきは米と具材を油揚げの中に詰めて炊くのが特徴です。

油揚げそのものが袋のような役割をし、煮汁を吸って料理の一部になります。

Q. いただきを作るときに米は炊いてから入れますか?

基本的には炊いたご飯ではなく、生米を使います。

洗って水気を切った米と具材を油揚げへ詰め、だし汁の中で炊き上げます。

ここが一般的ないなり寿司との大きな違いです。

Q. 米は油揚げいっぱいに詰めてもいいですか?

米は炊くと水分を吸って膨らむため、油揚げいっぱいまで詰めないようにします。

詰めすぎると中の米がうまく炊けなかったり、油揚げが破れたりする原因になることがあります。

Q. いただきは炊飯器でも作れますか?

炊飯器を使った作り方もありますが、調理できる料理は製品によって異なります。

油揚げに米や具材を詰めた状態で加熱してよいか、必ず使用している炊飯器の取扱説明書を確認してください。

対応しているか分からない場合は、鍋で作る方法を選ぶとよいでしょう。

Q. いただきは冷凍できますか?

すぐに食べ切れない場合は、冷凍保存する方法があります。

一回に食べる分ずつ包んで冷凍用保存袋などへ入れておくと、必要な分だけ取り出しやすくなります。

Q. いただきは子どもでも食べられますか?

だしや醤油を中心にした味付けなので、家庭の味付けに調整すれば子どもにも食べやすい料理です。

にんじんやごぼうなどは小さめに切ると、ご飯となじんで食べやすくなります。

Q. いただきには何を合わせるといいですか?

いただきには米、油揚げ、野菜などが入っているため、味噌汁、おひたし、酢の物などの軽い副菜を合わせやすいです。

もう少しボリュームが欲しい場合は、焼き魚や豆腐料理などを加えてもよいでしょう。

鳥取の「いただき」は身近な材料から生まれた郷土料理

鳥取県にはカニや梨など全国的に知られた食べ物がありますが、「いただき」のように地域の家庭で受け継がれてきた料理にも、その土地ならではの魅力があります。

油揚げ、米、にんじん、ごぼうなど、材料だけを見ると決して珍しいものではありません。

それを油揚げの中に詰め、だし汁でじっくり炊くことで、鳥取ならではの郷土料理になるのがおもしろいところです。

私は鳥取で暮らしたことも、子どもの頃からいただきを食べてきた経験もありません。

だからこそ、この記事では「昔からわが家ではこう作っています」という書き方ではなく、鳥取に伝わる料理として調べながら、家庭料理を長く作ってきた自分の目線を交えて紹介しました。

私自身、普段は煮物や炒め物、揚げ物など、ごく普通の家庭料理を作ることが多いです。

そんな私から見ると、身近な材料を使いながら、ひと手間かけて家族が食べられる料理にする「いただき」には、家庭料理らしい魅力を感じます。

まとめ|鳥取の郷土料理「いただき」を家庭でも楽しんでみよう

いただきは、油揚げの中に生米や野菜などを詰め、だし汁で炊き上げる鳥取県の郷土料理です。

特に鳥取県西部の弓ヶ浜半島を中心に受け継がれ、「ののこ」「ののこめし」と呼ばれることもあります。

この記事で紹介したポイントをまとめると、次のようになります。

  • いただきは鳥取県を代表する郷土料理のひとつ
  • 油揚げの中に生米と野菜などを詰めて炊く
  • 名前の由来には「大山の頂」や「いただく」に関係する説がある
  • 具材には米、にんじん、ごぼうなどが使われる
  • 家庭や地域によって具材や味付けに違いがある
  • いなり寿司との大きな違いは、生米を詰めてから炊くこと
  • 作るときは米を詰めすぎないことがポイント
  • すぐに食べない場合は適切に冷蔵・冷凍する

「郷土料理」と聞くと、家庭で作るのは難しそうに思えるかもしれません。

でも、いただきに使われるのは、油揚げや米、野菜など普段の食卓でもなじみのある食材です。

鳥取へ行ったときに本場のいただきを味わってみるのはもちろん、郷土料理に興味を持ったことをきっかけに家庭で作ってみるのも楽しそうですね。

名前の由来や食べられてきた背景まで知ってから味わうと、単に「おいしい」だけではなく、その土地の暮らしや食文化まで少し身近に感じられるのではないでしょうか。

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