- 自家製おでんの日持ちの考え方
- 冷蔵庫で保存するときのポイント
- 常温で一晩置いたおでんは食べられるのか
- おでんを冷凍するときの注意点
- 鍋ごと冷蔵庫に入れてもいいのか
- 大根・卵・練り物など具材ごとの保存の注意点
- 食中毒を防ぐために気をつけたいこと
- おでんを翌日食べるときの温め方
自家製のおでんを作ると、思った以上にたくさんできてしまうことがありますよね。
わが家でも料理は目分量で作ることが多いため、少人数分のつもりでもおでんのような鍋料理はつい多くなりがちです。
そんなときに気になるのが、「おでんは何日持つの?」ということ。
「冷蔵庫に入れておけば2~3日は大丈夫?」「毎日火を入れれば長持ちする?」「冬なら鍋のまま一晩置いてもいい?」など、迷うことも多いのではないでしょうか。
おでんはしっかり煮込む料理ですが、煮込み料理だから長期間安全に保存できるわけではありません。
大根、卵、こんにゃく、牛すじ、練り物など、さまざまな具材と煮汁が一緒になっているため、調理後の扱い方にも注意が必要です。
この記事では、自家製おでんの日持ちの考え方をはじめ、冷蔵・冷凍保存の方法、常温保存を避けたい理由、翌日食べるときの注意点などを詳しく紹介します。
- おでんの日持ちの基本知識
- おでんの冷蔵保存法
- 常温保存と冷凍保存の考え方
- おでんは冷凍保存できる?
- おでんの食材別日持ちチェック
- おでんを長持ちさせるためのコツ
- おでんが腐ったときの見分け方は?
- おでんを再加熱するときのポイント
- 食品の衛生管理と食中毒対策
- おでん保存でやりがちなNGパターン
- おでんは「何日目か」だけで判断しないことが大切
- おでんの保存に役立つグッズ
- おでんの保存に関するよくある質問
- Q1.自家製おでんは冷蔵庫で何日持つ?
- Q2.おでんは冷蔵庫で2~3日持つ?
- Q3.冷蔵庫に入れたおでんは3日目でも食べられる?
- Q4.おでんは4日目でも食べられる?
- Q5.おでんを冷蔵庫で一週間保存できる?
- Q6.おでんを一晩常温に置いてしまったら食べられる?
- Q7.冬なら鍋のおでんを一晩出しておいてもいい?
- Q8.おでんは鍋ごと冷蔵庫に入れてもいい?
- Q9.熱いおでんは完全に冷めてから冷蔵庫に入れる?
- Q10.毎日火を入れればおでんは何日持つ?
- Q11.おでんは冷凍できる?
- Q12.冷凍したおでんは1か月持つ?
- Q13.冷凍おでんは自然解凍する?
- Q14.おでんの大根は冷凍できる?
- Q15.おでんの卵は冷凍できる?
- Q16.おでんのこんにゃくは冷凍できる?
- Q17.おでんのつゆだけなら長く保存できる?
- Q18.おでんから酸っぱい匂いがしたら再加熱すれば食べられる?
- Q19.おでんの表面に泡があったら腐っている?
- Q20.見た目も匂いも普通なら食べられる?
- おでん保存に失敗しないためのポイント
- まとめ|自家製おでんは冷蔵保存を基本に早めに食べ切ろう
- 関連記事
おでんの日持ちの基本知識

おでんの賞味期限はどのくらい?
自家製おでんには、市販食品のように決められた賞味期限がありません。
そのため、「手作りおでんは必ず○日持つ」と一律に決めるのは難しいです。
調理したときの衛生状態、冷蔵庫へ入れるまでの時間、保存温度、具材、取り分け方などによって状態が変わるためです。
家庭では、作ったおでんを室温に長時間放置せず、適切に冷まして冷蔵し、できるだけ早めに食べ切ることを基本にしましょう。
「冷蔵庫に入れたから○日間は絶対に大丈夫」と考えないことが大切です。保存状態によって傷み方は変わるため、日数だけで安全性を判断しないようにしましょう。
手作りおでんの日持ちと保存方法
市販のおでんには、未開封で常温保存できる商品や要冷蔵の商品などがあります。
市販品については、パッケージに記載された保存方法と賞味期限・消費期限に従ってください。
一方、家庭で作ったおでんは、密封された市販品とは条件が異なります。
基本的には、食べ終わったあと室温に長時間置いたままにせず、冷蔵庫で保存します。
翌日に食べる場合も、冷蔵していたからと安心しきらず、食べる前に十分に再加熱しましょう。
ただし、再加熱は傷んだ食品を安全な状態に戻す方法ではありません。
保存状態に不安がある場合は、「もう一度沸騰させれば大丈夫」と考えないことも大切です。
季節によっておでんの日持ちは変わる?
以前は「冬なら台所に置いておいても大丈夫」といわれることもありましたが、家庭の室温は暖房の使用状況などによって大きく変わります。
冬だからといって、鍋を室温に置いたまま安全に保存できるとは限りません。
反対に夏は室温が高くなりやすいため、さらに注意が必要です。
そのため、季節ごとに「冬は3日、夏は1日」のように日数だけで分けるより、季節を問わず冷蔵保存を基本にするほうが分かりやすいでしょう。
おでんを一晩常温に置いてしまったら?
「昨日のおでんを鍋のまま台所に置いて寝てしまった」ということもあるかもしれません。
特に寒い冬は、「部屋も寒かったから大丈夫かな?」と思ってしまいますよね。
しかし、家庭の室温や放置時間、おでんの冷め方などは一定ではありません。
見た目やにおいに異常がなくても、安全だと判断できるとは限らないため、長時間常温に置いたおでんを安易に食べるのは避けましょう。
「再びグツグツ沸騰させれば食べられる」と考えるのもおすすめできません。
おでんの冷蔵保存法
冷蔵庫でのおでんの保存期間とは?
自家製おでんを保存するなら、基本は冷蔵です。
一般的には作った翌日から数日以内に食べ切ることが多い料理ですが、家庭で作ったおでんについて「冷蔵なら必ず2~3日安全」と保証することはできません。
できるだけ早めに食べ切ることを前提にし、保存中も状態を確認しましょう。
特に一度食卓に出した鍋から何度も箸で具材を取った場合などは、保存条件も変わってきます。
おでんは鍋ごと冷蔵庫に入れてもいい?
「おでんを保存するなら、全部タッパーに移さないといけないの?」という疑問もありますよね。
清潔な鍋で、ふたをして冷蔵庫に入れられるのであれば、必ずしも「鍋だから保存できない」というわけではありません。
ただし、大きなおでん鍋は中まで冷えるのに時間がかかりやすいのが問題です。
大量に作った場合は、浅めの清潔な保存容器などに小分けすると冷やしやすく、冷蔵庫の中でも扱いやすくなります。
また、鍋の材質によっては長時間の保存に適さない場合もあるため、調理器具の取扱説明書も確認してください。
冷蔵保存に適した容器の選び方
- ふたのできる清潔な保存容器
- 耐熱ガラス製の保存容器
- 小分けしやすい浅めの保存容器
大切なのは、特定の素材だけにこだわることよりも、清潔な容器を使い、できるだけ速やかに冷やして冷蔵することです。
汁物なので、冷蔵庫内でこぼれないよう、しっかりふたができるものを選ぶと使いやすいでしょう。
おでんを冷蔵庫に入れるときは完全に冷めるまで待つ?
「熱いものを冷蔵庫に入れてはいけないから」と、何時間も台所に置いて完全に冷めるのを待つのは避けたいところです。
大きな鍋いっぱいのおでんは中心部分の温度が下がりにくく、ゆっくり冷める間にも微生物が増えやすい温度帯を通ります。
たくさん作った場合は小分けするなどして、できるだけ速やかに冷まし、冷蔵庫へ入れましょう。
冷蔵庫への入れ方については、使用している冷蔵庫の取扱説明書も確認してください。
保存前に毎回沸騰させれば長持ちする?
「おでんは毎日火を入れれば何日でも持つ」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
確かに加熱は衛生管理のひとつですが、毎日沸騰させることを、保存期間を延ばす保証として考えるのは避けましょう。
加熱したあとに室温でゆっくり冷ましたり、何度も食卓と冷蔵庫を行き来したりすれば、そのたびに保存状態も変化します。
「毎日火を入れているから大丈夫」ではなく、適切な冷蔵保存と早めに食べ切ることを基本にするほうが安心です。
翌日食べる分だけ小分けすると便利
大鍋のおでんを何度も温め直すより、食べる量ごとに分けて保存しておくと扱いやすくなります。
例えば、翌日に食べる分を別の保存容器に移しておけば、必要な分だけ取り出して温められます。
わが家でも料理を作りすぎてしまうことがありますが、最初から「今日食べる分」と「残す分」を分けておくと、保存するときに慌てずにすみます。
翌日のおでんの保存方法や温め直し、残った具材のアレンジについては、おでんの残りは翌日どうする?保存方法・温め直し・簡単アレンジを紹介でも詳しく紹介しています。
おでんは地域によって具材や食べ方も違う
ひとことでおでんといっても、地域によってだしや具材、食べ方には違いがあります。
例えば静岡では、黒っぽいつゆや黒はんぺん、だし粉などが特徴の「静岡おでん」が親しまれています。
普通のおでんとの違いが気になる方は、静岡おでんとは?普通のおでんとの違いや黒い理由・食べ方を紹介も参考にしてください。
常温保存と冷凍保存の考え方
おでんの常温保存は可能か?
自家製おでんは、基本的に常温保存ではなく冷蔵保存を考えましょう。
特に気をつけたいのが、大きな鍋で作ったおでんです。
大きな鍋いっぱいに入ったおでんは、火を止めても中心部分まで一気に温度が下がるわけではありません。
「しっかり煮込んだから大丈夫」「ふたをしているから大丈夫」と思ってしまいがちですが、加熱後の料理も時間がたてば安全とは限りません。
食べ終わったあとは室温に長時間置いたままにせず、適切に冷まして冷蔵庫へ入れることが大切です。
冬ならおでんを常温に置いても大丈夫?
おでんは冬によく食べる料理なので、「寒い時期なら鍋を台所に置いておいても大丈夫なのでは?」と思うかもしれません。
しかし、冬でも暖房を使っていれば室温は高くなりますし、キッチンと屋外の温度は同じではありません。
夜は寒かったとしても、翌朝になって日が当たったり暖房をつけたりすれば室温も変化します。
そのため、「冬だから常温保存できる」と判断しないほうがよいでしょう。
おでんを一晩常温に置いたら翌朝再加熱すれば食べられる?
鍋を冷蔵庫に入れ忘れ、一晩そのままにしてしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、「朝にもう一度しっかり沸騰させれば大丈夫かな?」と考えますよね。
しかし、再加熱は長時間常温に置いた食品を必ず安全な状態へ戻せる方法ではありません。
食品中で増えた微生物の種類によっては、加熱だけではリスクを十分に取り除けない場合もあります。
どのくらいの室温で何時間置かれていたのか分からない場合など、保存状態に不安があるおでんは無理に食べないようにしましょう。
毎日火を入れればおでんは長持ちする?
昔から「煮物は毎日火を入れれば長持ちする」と聞くことがあります。
確かに、食べる前に十分加熱することは大切です。
しかし、毎日加熱することだけを頼りに保存期間を延ばすのはおすすめできません。
火を止めたあと長時間室温に置いたり、温めたり冷ましたりを何度も繰り返したりすれば、保存状態もそのたびに変わります。
「毎日沸騰させているから何日でも大丈夫」ではなく、冷蔵保存を基本にして早めに食べ切りましょう。
おでんは冷凍保存できる?
おでんをたくさん作りすぎて数日では食べ切れそうにないとき、「冷凍できないかな?」と思いますよね。
おでんは冷凍できる具材もありますが、すべての具材が冷凍に向いているわけではありません。
冷凍すると水分が凍り、解凍するときに食材の組織から水分が抜けるため、具材によっては食感が大きく変わります。
安全に保存できるかということだけでなく、「解凍したあともおいしく食べられるか」という点も考えて冷凍する具材を選びましょう。
おでんを冷凍するメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 冷蔵より長く保存しやすい | 具材によって食感が変わる |
| 食べ切れない分を小分けできる | 解凍・再加熱に時間がかかる |
| 必要な分だけ取り出しやすい | 冷凍に向かない具材を分ける手間がある |
冷凍するなら早めに分ける
「冷蔵庫で何日か保存して、食べ切れなかったら冷凍しよう」と考える方もいるでしょう。
しかし、冷凍は傷み始めた食品を元の状態に戻す方法ではありません。
最初から食べ切れないと分かっている場合は、何日も冷蔵してから冷凍するのではなく、状態のよいうちに冷凍する分を取り分けるほうがよいでしょう。
わが家でも鍋料理はつい量が多くなるので、たくさんできたときは「全部を何日もかけて食べる」と考えるより、早めに食べる分と残す分を分けて考えるほうが扱いやすいです。
おでんを冷凍するときの保存方法
冷凍する場合は、冷凍に向かない具材を取り除き、1回に食べる量ごとに分けて保存すると便利です。
- 冷凍する具材を選ぶ
- 食べる量ごとに小分けする
- 清潔な冷凍用保存容器や冷凍用保存袋に入れる
- 汁も一緒に入れる場合は、膨張を考えて容器いっぱいまで入れすぎない
- 保存した日付を書いておく
- できるだけ早めに食べる
保存袋を使用する場合は、汁が漏れないよう十分注意してください。
また、保存容器や保存袋が冷凍可能かどうかも製品表示を確認しましょう。
冷凍したおでんはいつまで食べられる?
元の記事では「冷凍で約1か月」としていましたが、家庭の冷凍庫は開閉によって温度が変化しやすく、具材や冷凍前の状態によっても品質の変化は異なります。
そのため、「1か月以内なら必ず安全」と日数だけで判断するのは避けたいところです。
家庭で冷凍したおでんは長期間放置せず、保存日を書いておき、品質が落ちる前に早めに使い切りましょう。
冷凍したおでんの解凍方法と注意点
冷凍したおでんは、冷蔵庫で解凍してから鍋で十分に再加熱する方法があります。
電子レンジを使用できる保存容器なら、電子レンジで解凍・加熱する方法もあります。
電子レンジの場合は加熱ムラができることがあるため、途中で位置を変えたり、汁や具材を動かしたりしながら、全体を十分に加熱しましょう。
使用する容器が電子レンジ対応かどうかも必ず確認してください。
おでんの食材別日持ちチェック
おでんにはさまざまな具材が入っているため、「大根は?」「卵は?」「こんにゃくは?」と具材ごとの保存方法も気になりますよね。
ただし、完成したおでんの中に入っている具材について、それぞれ別々の消費期限が発生するわけではありません。
「卵だけ○日、大根だけ○日」と日数だけで判断せず、おでん全体の保存状態を考えることが大切です。
ここでは日数を断定するのではなく、冷蔵・冷凍したときに気をつけたいポイントを具材別に紹介します。
大根入りおでんの保存
味の染みた大根は、おでんの定番具材ですね。
冷蔵する場合は、ほかの具材と同様に適切に保存し、早めに食べ切ります。
問題になりやすいのは冷凍です。
大根は水分が多いため、一度冷凍して解凍すると、やわらかくなったり、スポンジのような食感になったりすることがあります。
冷凍後の食感が気になる場合は、大根を先に食べてしまい、ほかの具材だけ冷凍する方法もあります。
大根をおでんに使うときの下ごしらえにもコツがあります。やわらかく煮たい方は、大根をふんわり柔らかく煮る方法も参考にしてください。
じゃがいも入りおでんの保存
じゃがいもも、冷凍によって食感が変わりやすい具材です。
解凍するとホクホク感が失われ、ボソボソしたり水っぽく感じたりする場合があります。
食感を大切にしたい場合は、じゃがいもを取り出して先に食べ、ほかの具材を冷凍するとよいでしょう。
たまご入りおでんの保存
おでんの卵も人気の具材ですが、冷凍保存にはあまり向きません。
ゆで卵を冷凍すると、特に白身の食感が変わり、ゴムのように硬く感じることがあります。
おでんを冷凍する場合は、卵を取り出して冷蔵中に早めに食べ、ほかの冷凍しやすい具材だけを冷凍するほうが食感を保ちやすいでしょう。
おでん用のゆで卵を作るときに「何分ゆでればいい?」と迷ったら、ゆで卵は何分?半熟・固ゆで早見表も参考にしてください。
こんにゃく入りおでんの保存
元の記事ではこんにゃくを「冷凍向きの具材」としていましたが、ここは修正しておきたいポイントです。
こんにゃくは冷凍すると内部の水分が抜け、解凍後は弾力が強くなり、スポンジのような独特の食感になります。
この食感を利用して料理に使うこともありますが、いつものおでんのこんにゃくと同じ食感を求めるなら、冷凍には向いていません。
おでんを冷凍する前に取り出して、冷蔵中に先に食べる方法がおすすめです。
練り物のおでんの日持ち
ちくわ、さつま揚げ、ごぼう天、はんぺんなど、おでんには多くの練り物が使われます。
元の記事では「練り物は冷蔵1~2日」としていましたが、完成したおでんの中の練り物だけに一律の期限を設定するより、おでん全体の保存状態を見て早めに食べ切るほうが適切です。
また、ひとことで練り物といっても原材料や製法はさまざまです。
冷凍した場合の食感も商品によって異なるため、購入した商品の表示に冷凍についての説明がある場合は、それを参考にしてください。
はんぺんは冷凍できる?
ふわふわした食感が特徴のはんぺんは、冷凍や再加熱によって食感が変わることがあります。
おでん全体を冷凍する場合でも、食感を大切にしたい具材は取り分けて先に食べるとよいでしょう。
また、地域によっては一般的な白いはんぺんとは違うものがおでんに使われます。
静岡では魚の風味を感じる「黒はんぺん」が静岡おでんの代表的な具材として知られています。
黒はんぺんや普通のおでんとの違いについては、静岡おでんとは?普通のおでんとの違いや黒い理由・食べ方を紹介で詳しく紹介しています。
牛すじ入りおでんの保存
牛すじを入れたおでんもあります。
牛すじを使う場合は、調理時に中心まで十分加熱し、残ったおでんも適切に冷蔵しましょう。
「牛すじだから○日」「肉が入っていないから○日」と単純に分けるのではなく、完成した料理全体として管理します。
おでんのつゆだけなら長持ちする?
具材を食べ切ったあと、おいしいつゆが残るともったいなく感じますよね。
しかし、具材を取り出したからといって、つゆの保存期間がリセットされるわけではありません。
おでんのつゆには、煮込んだ具材から出た成分も含まれています。
「具がないから長く置いておける」と考えず、残ったつゆも適切に保存して早めに使いましょう。
冷凍する具材・先に食べたい具材を分ける
おでんを冷凍するときは、鍋の中身をそのまま全部冷凍するより、具材を見ながら分けると失敗しにくくなります。
| 具材 | 冷凍時の注意点 |
|---|---|
| 大根 | 解凍後に食感が変わりやすい |
| じゃがいも | ボソボソした食感になりやすい |
| ゆで卵 | 白身の食感が変わりやすい |
| こんにゃく | 水分が抜けて独特の食感になる |
| 練り物 | 種類によって食感の変化が異なる |
| つゆ | 冷凍容器に入れすぎず、漏れにも注意する |
冷凍による食感の変化が気になる具材は、冷蔵している間に先に食べる。
残った分のうち冷凍しやすいものだけを早めに冷凍する。
このように分けて考えると、せっかくのおでんを無駄にしにくくなります。
おでんを長持ちさせるためのコツ

せっかく作ったおでんは、できるだけ最後までおいしく食べたいですよね。
ただし、おでんを長持ちさせるために大切なのは、「毎日火を入れれば何日でも食べられる」という考え方ではありません。
調理後に長時間常温へ置かない・適切に冷蔵する・清潔な器具で取り分ける・食べるときに十分再加熱するといった基本を守ることが大切です。
また、最初からたくさん作った場合は、何日も同じ鍋を温め直すより、早い段階で食べる分を分けて保存する方法も考えましょう。
おでんを作りすぎたら早めに保存する
おでんは、大根、卵、こんにゃく、練り物などいろいろな具材を入れているうちに、思った以上の量になりやすい料理です。
私も普段の料理は目分量で作ることが多いため、少人数分のつもりでも多くなってしまうことがあります。
特におでんのような鍋料理は、「大根も入れよう」「卵も入れよう」「練り物も何種類か」と足していくうちに鍋いっぱいになりやすいですね。
食べ切れそうにないと分かったら、食後まで長時間そのままにせず、残す分を早めに保存することを考えましょう。
おでんは食べる分だけ取り分ける
大鍋のおでんを保存するときは、鍋の中へ何度も箸を入れるより、食べる分を清潔な取り箸やお玉で取り分けると扱いやすくなります。
保存する予定の料理は、食卓で使っている箸を直接入れないようにすることも大切です。
最初から「今日食べる分」と「保存する分」を分けておけば、残ったおでんの保存もしやすくなります。
大鍋のおでんはできるだけ速やかに冷ます
おでんを保存するときに注意したいのが、鍋の大きさです。
大きな鍋いっぱいに作ったおでんは、表面が冷めているように見えても、中心部分は温かい状態が続くことがあります。
だからといって、「完全に冷たくなるまで」と何時間も室温に置いておくのも避けたいところです。
大量に残った場合は、清潔な浅めの保存容器などに小分けして冷却し、できるだけ速やかに冷蔵しましょう。
毎日再加熱するだけでは保存対策にならない
おでんは「毎日火を通しておけば長持ちする」と考えられがちです。
しかし、朝に加熱して、そのあと夜まで室温に置いておくような保存方法では、加熱したことだけを理由に安全とは判断できません。
大切なのは、加熱と冷蔵保存をセットで考えることです。
「昨日も沸騰させたから大丈夫」「今日もう一度煮れば大丈夫」と、再加熱だけに頼らないようにしましょう。
おでんが腐ったときの見分け方は?
冷蔵庫に入れていたおでんでも、食べる前には状態を確認したいところです。
傷んだ食品には、においや見た目、状態などに変化が現れることがあります。
例えば次のような異変があれば、食べないようにしましょう。
- 普段とは違う不快なにおいがする
- 酸っぱいような異臭がする
- 不自然な泡立ちがある
- 表面や具材にぬめりがある
- 糸を引くような状態になっている
- カビが見える
- 見た目や状態が明らかに普段と違う
このような変化が見られる場合は、「加熱すれば食べられるかも」と考えず、食べないようにしましょう。
酸っぱい匂いがするおでんは食べられる?
いつものおでんにはない酸っぱいようなにおいを感じた場合は、注意が必要です。
「しょうゆや練り物の匂いかな?」と迷うこともあるかもしれませんが、保存していたおでんから明らかに普段と違う異臭がするなら、無理に食べるのは避けましょう。
確かめるために一口食べてみるのもおすすめできません。
おでんに泡が出ていたら腐っている?
保存していたおでんの表面に、いつもとは違う泡が出ている場合も注意します。
ただし、加熱中に具材から出る泡など、泡があることだけですべて腐敗と断定できるわけではありません。
問題なのは、保存していたものに普段とは違う泡立ちや異臭、ぬめりなどの変化が見られる場合です。
複数の異変がある場合は、食べない判断をしましょう。
おでんのつゆが濁っていたら食べられない?
おでんのつゆは、煮込んだ具材によって最初から濁ることがあります。
練り物やじゃがいもなどから成分が出たり、煮崩れたりすることもあるため、「つゆが濁っている=必ず腐っている」とは限りません。
作ったときからの状態と比べて、不自然な変化がないかを見ることが大切です。
濁りだけではなく、異臭やぬめりなども出ている場合は食べないようにしましょう。
見た目と匂いが普通なら食べても大丈夫?
ここは、おでんを保存するときに特に注意したいポイントです。
見た目や匂いに異常がないからといって、食品が必ず安全だとは判断できません。
食品に問題があっても、見た目や匂いでは分からない場合があります。
そのため、「臭くないから大丈夫」「泡がないから大丈夫」と、五感だけで安全性を判断しないようにしましょう。
何日保存したのか分からない、長時間常温に置いてしまったなど、保存状態そのものに不安がある場合は、見た目が普通でも無理に食べないことが大切です。
少し味見して確かめるのはNG
「傷んでいるか分からないから、一口だけ食べて確かめよう」と思うこともあるかもしれません。
しかし、食品の安全性を味見で判断することはできません。
明らかな異変があるものや、保存状態に不安があるものは、味見をして確認しないようにしましょう。
おでんを再加熱するときのポイント
冷蔵していたおでんを食べるときは、十分に再加熱します。
鍋で温める場合は、つゆだけが熱くなっていても、大根や卵など大きな具材の中心部分がまだ冷たいことがあります。
全体を混ぜたり、具材の位置を入れ替えたりしながら、全体が十分に温まるようにしましょう。
鍋でおでんを温め直す方法
鍋で温め直す場合は、焦げつかないよう様子を見ながら加熱します。
- 冷蔵庫からおでんを取り出す
- つゆや具材の状態を確認する
- 鍋を火にかける
- 具材の位置を変えながら全体を十分に加熱する
- 大きな具材の中心までしっかり温まっていることを確認する
保存状態に問題があるおでんを、再加熱によって食べられる状態へ戻すという意味ではありません。
電子レンジでおでんを温めてもいい?
少量のおでんなら、電子レンジ対応の容器に移して温める方法もあります。
ただし、電子レンジは加熱ムラが起こることがあります。
一度にたくさん詰め込まず、途中で具材の位置を変えるなどして、全体が十分に温まるようにしてください。
容器は必ず電子レンジ対応のものを使用しましょう。
また、ゆで卵を電子レンジで加熱する場合は破裂する危険があるため注意が必要です。殻をむいたゆで卵でも破裂することがあります。
何度も温め直すより食べる分だけ加熱する
大鍋のおでんを朝・昼・夜と何度も温めたり冷ましたりするより、保存するときに小分けしておき、食べる分だけ再加熱すると扱いやすくなります。
特に少人数の家庭では、1回分ずつ分けておくと便利です。
食べる分だけを温めれば、残りのおでんを何度も室温に出すことも減らせます。
食品の衛生管理と食中毒対策
- 調理器具や保存容器を清潔にする
- 食卓で使っている箸を保存する鍋に入れない
- 調理後は長時間常温に置かない
- 大量に残った場合は小分けして冷却する
- 冷蔵庫で適切に保存する
- 食べる分だけ取り出す
- 食べる前は十分に再加熱する
- 異変があるものは味見しない
- 保存状態に不安があるものは無理に食べない
保存容器だけで日持ちが延びるわけではない
密閉容器や真空タイプの保存容器など便利な商品がありますが、容器を変えただけで自家製おでんの安全な保存期間が大幅に延びるわけではありません。
密閉容器は汁漏れや冷蔵庫内でのにおい移りを防ぐのには便利ですが、冷蔵保存そのものが不要になるわけではありません。
どの容器を使う場合でも、清潔に扱い、適切な温度で保存することが基本です。
日持ちさせるために具材を減らせばいい?
元の記事では「日持ちさせたいときは練り物や野菜を少なめに」としていましたが、具材を減らせば安全な保存期間が延びる、と単純にはいえません。
大根や練り物を減らすことより、調理後の温度管理や保存方法のほうが重要です。
食べ切れる量を作ることが一番分かりやすいのですが、おでんはいろいろな具材を入れたい料理なので、どうしても量が増えますよね。
多くできたときは、具材を減らすより、早めに小分けして保存する・冷凍に向かない具材から食べると考えると無駄にしにくくなります。
同じおでんでも、地域によって具材や味付け、食べ方には違いがあります。静岡のご当地おでんが気になる方は、静岡おでんとは?普通のおでんとの違いや黒い理由・食べ方を紹介も参考にしてください。
おでん保存でやりがちなNGパターン

おでんの保存で注意したいのは、「これくらいなら大丈夫だろう」と自己判断してしまうことです。
ここでは、家庭でやってしまいがちなNGパターンを紹介します。
「冬だから大丈夫」と鍋を台所に置いたままにするのは避けましょう。
対策:食べ終わったら長時間常温に放置せず、適切に冷却して冷蔵します。
再加熱していることだけを理由に、長期間保存できるとは考えないようにしましょう。
対策:冷蔵保存を基本にし、できるだけ早めに食べ切ります。
熱い鍋をすぐ冷蔵庫に入れたくないからと、長時間室温に置いておくのも避けたい保存方法です。
対策:大量の場合は浅い容器などに小分けし、できるだけ速やかに冷却します。
見た目や匂いに異常がなくても、安全とは限りません。
対策:保存時間や保存方法も含めて判断し、不安があるものは食べません。
味見は食品の安全確認にはなりません。
対策:異臭、ぬめり、カビなど明らかな異変がある場合は味見せず処分します。
冷凍は食品を元の新鮮な状態へ戻す方法ではありません。
対策:食べ切れないと分かった時点で、状態のよいうちに冷凍する分を取り分けます。
家庭の冷凍庫でも食品の品質は少しずつ変化します。
対策:冷凍した日付を書き、長期間忘れたままにせず早めに使います。
おでんは「何日目か」だけで判断しないことが大切
「おでんは冷蔵庫で何日持つ?」と検索すると、どうしても具体的な日数が知りたくなります。
私自身も冷蔵庫に残った料理を見ると、「これ、いつ作ったものだったかな?」となることがあります。
だからこそ、保存容器に作った日や保存した日を書いておくと分かりやすくなります。
ただし、日付を書いていても、「○日以内だから絶対大丈夫」という意味ではありません。
いつ作ったか・どのように冷ましたか・どのように保存したか・途中で長時間常温に出していないかなども含めて考えましょう。
自家製おでんは、日数の限界まで保存することを目指すより、適切に保存して早めにおいしく食べ切るのが一番です。
おでんの保存に役立つグッズ
おでんを保存するときは、高価な保存グッズをそろえなければならないわけではありません。
大切なのは、清潔な容器を使い、適切に冷却して冷蔵・冷凍することです。
そのうえで、家庭にあると便利な保存グッズを紹介します。
おでんを小分けして冷蔵するときに便利です。
汁が入るため、しっかりふたができるものを選びましょう。大鍋いっぱいのおでんを小分けすれば、冷蔵庫にも入れやすくなります。
中身が見えやすく、電子レンジ対応の商品なら保存したおでんを温めるときにも便利です。
ただし、電子レンジ対応・冷凍対応かどうかは商品によって異なるため、必ず製品表示を確認してください。
冷凍できる具材を1回分ずつ分けて保存するときに便利です。
おでんのつゆも一緒に入れる場合は、液漏れしないよう注意しましょう。
保存袋を重ねたり、さらに容器へ入れたりしておくと、万一の汁漏れ対策になります。
意外と便利なのが、保存した日を書いておくことです。
冷蔵庫や冷凍庫に入れてしまうと、「これ、いつのおでんだったかな?」となることがあります。
保存容器や保存袋に日付を書いておけば、いつ保存したものか分からなくなるのを防ぎやすくなります。
家庭で必ず必要というわけではありませんが、料理の温度を確認したいときには食品用温度計も役立ちます。
特に大きな具材は表面と中心で温度差ができることがあるため、温度管理をしっかりしたい場合のひとつの方法です。
真空保存容器ならおでんは長持ちする?
元の記事では「真空保存容器で空気を抜けば菌の繁殖を抑制」と紹介していましたが、ここは少し注意したいところです。
真空タイプの保存容器を使ったからといって、自家製おでんが常温で安全に保存できたり、保存期間を自由に延ばせたりするわけではありません。
保存容器の機能に頼りすぎず、食品に適した使用方法を守り、必要な冷蔵・冷凍を行いましょう。
おでんの保存に関するよくある質問
自家製おでんの保存について、特に気になりやすい疑問をまとめました。
Q1.自家製おでんは冷蔵庫で何日持つ?
家庭で作ったおでんについて、「冷蔵なら必ず○日間安全」と一律に決めることはできません。
調理時の衛生状態、冷蔵するまでの時間、保存温度、取り分け方などによって状態が変わるためです。
冷蔵したからと長期間保存せず、できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。
Q2.おでんは冷蔵庫で2~3日持つ?
おでんの保存について「冷蔵で2~3日程度」という目安を見かけることがあります。
ただし、これは「3日目までは必ず安全」という保証ではありません。
家庭ごとに保存条件が違うため、日数だけで判断せず、適切に保存して早めに食べることが大切です。
Q3.冷蔵庫に入れたおでんは3日目でも食べられる?
「3日目だから食べられる」「3日目だから必ずダメ」と、日数だけで判断することはできません。
いつ作ったのかだけでなく、調理後どのくらい室温にあったのか、適切に冷却できたか、途中で何度も常温に出していないかなども関係します。
日数の限界まで保存することを目指さず、できるだけ早めに食べ切るほうが安心です。
Q4.おでんは4日目でも食べられる?
4日目についても、「冷蔵していたから大丈夫」とは一律にいえません。
保存期間が長くなるほど、家庭では「いつ作った?」「途中で何回温めた?」など管理も分かりにくくなりがちです。
保存状態に少しでも不安がある場合は、無理に食べないようにしましょう。
Q5.おでんを冷蔵庫で一週間保存できる?
自家製おでんを冷蔵庫で一週間保存して食べ続けることはおすすめしません。
たくさん作って短期間では食べ切れないと分かった場合は、状態のよいうちに冷凍できる具材を取り分けるなど、別の保存方法を考えましょう。
Q6.おでんを一晩常温に置いてしまったら食べられる?
一晩常温に置いたおでんは、室温や放置時間などによって状態が変わるため、「冬なら大丈夫」「翌朝沸騰させれば大丈夫」とは判断できません。
長時間常温に置いたものは、見た目や匂いが普通でも安全とは限りません。
保存状態に不安がある場合は、無理に食べないようにしましょう。
Q7.冬なら鍋のおでんを一晩出しておいてもいい?
冬でも常温保存を前提にするのは避けましょう。
暖房の使用や住宅環境によって室温は異なり、夜中から朝まで同じ温度とも限りません。
季節にかかわらず、残ったおでんは適切に冷却して冷蔵することを基本にします。
Q8.おでんは鍋ごと冷蔵庫に入れてもいい?
清潔な鍋で、ふたをして冷蔵庫へ入れられるのであれば、「鍋だから保存できない」というわけではありません。
ただし、大きな鍋いっぱいのおでんは中心まで冷えるのに時間がかかります。
量が多い場合は浅めの保存容器などに小分けして冷却すると、冷蔵しやすくなります。
鍋の材質によって長時間の食品保存に適さない場合もあるため、調理器具の説明書も確認してください。
Q9.熱いおでんは完全に冷めてから冷蔵庫に入れる?
「完全に冷えるまで」と何時間も室温に置くのは避けましょう。
大量のおでんは小分けするなどして速やかに冷却し、冷蔵します。
熱い料理をどの程度まで冷ましてから入れられるかは冷蔵庫によっても異なるため、使用している冷蔵庫の説明書も確認してください。
Q10.毎日火を入れればおでんは何日持つ?
毎日再加熱することだけで、保存できる日数を決めることはできません。
再加熱したあとに長時間常温へ置けば、適切な保存とはいえません。
「毎日火を入れているから大丈夫」と考えず、冷蔵保存と早めの消費を基本にしましょう。
Q11.おでんは冷凍できる?
冷凍できる具材もありますが、すべてのおでん種が冷凍向きではありません。
特に大根、じゃがいも、ゆで卵、こんにゃくなどは、冷凍・解凍によって食感が大きく変わることがあります。
おいしさを重視するなら、冷凍に向かない具材を先に食べ、残りを冷凍する方法があります。
Q12.冷凍したおでんは1か月持つ?
「冷凍なら1か月」といった目安だけで、安全性を判断するのは避けましょう。
家庭用冷凍庫は開閉などによって温度が変動し、冷凍前の状態や具材によって品質の変化も異なります。
保存日を書いておき、長期間忘れたままにせず早めに使い切りましょう。
Q13.冷凍おでんは自然解凍する?
室温に長時間置いて自然解凍するのではなく、冷蔵庫で解凍してから十分に再加熱する方法があります。
電子レンジを使う場合は、対応する容器を使用し、加熱ムラにも注意してください。
Q14.おでんの大根は冷凍できる?
冷凍すること自体はできますが、解凍後にやわらかくなったり、スポンジのような食感になったりすることがあります。
食感の変化が苦手なら、大根は冷蔵中に先に食べるほうがよいでしょう。
Q15.おでんの卵は冷凍できる?
ゆで卵は冷凍すると、特に白身の食感が硬く変わりやすいため、おいしさの面ではあまり冷凍向きとはいえません。
おでんを冷凍するときは、卵を取り出して先に食べる方法があります。
Q16.おでんのこんにゃくは冷凍できる?
こんにゃくは冷凍すると水分が抜け、解凍後はスポンジ状の独特な食感になります。
その食感を料理に利用する方法もありますが、通常のおでんのこんにゃくと同じ食感を楽しみたい場合には冷凍を避けたほうがよいでしょう。
Q17.おでんのつゆだけなら長く保存できる?
具材を取り出したからといって、つゆの保存期間が最初からやり直しになるわけではありません。
おでんのつゆには具材から出た成分も含まれています。
つゆだけになっても適切に保存し、早めに使い切りましょう。
Q18.おでんから酸っぱい匂いがしたら再加熱すれば食べられる?
保存していたおでんから普段とは違う酸っぱいような異臭がする場合は、食べないようにしましょう。
再加熱は、傷んだ食品を安全な状態へ戻すための方法ではありません。
味見をして確認することも避けてください。
Q19.おでんの表面に泡があったら腐っている?
泡があることだけで、すべて腐敗と断定できるわけではありません。
加熱中には具材などから泡が出ることもあります。
ただし、保存していたおでんに普段とは違う泡立ちがあり、異臭やぬめりなどほかの異変も見られる場合は食べないようにしましょう。
Q20.見た目も匂いも普通なら食べられる?
見た目や匂いに異常がないことだけでは、安全性を判断できません。
長時間常温に置いてしまった、いつ作ったのか分からないなど、保存状況に不安がある場合は無理に食べないことが大切です。
おでん保存に失敗しないためのポイント
- 自家製おでんは常温保存を基本にしない
- 大鍋の場合は小分けするなどして速やかに冷却する
- 清潔な容器・取り箸・お玉を使う
- 冷蔵していても長期間保存せず早めに食べる
- 食べ切れない場合は状態のよいうちに冷凍を検討する
- 大根・卵・こんにゃくなどは冷凍後の食感変化に注意する
- 再加熱だけを頼りに保存期間を延ばさない
- 見た目や匂いだけで安全性を判断しない
- 異変がある場合は味見をしない
- 保存状態に不安があるものは無理に食べない
まとめ|自家製おでんは冷蔵保存を基本に早めに食べ切ろう
自家製おでんはしっかり煮込む料理ですが、「煮込んでいるから日持ちする」と考えないことが大切です。
残ったおでんは室温に長時間置いたままにせず、適切に冷却して冷蔵保存しましょう。
大鍋いっぱいに残った場合は、小分けすると冷却しやすく、食べる分だけ取り出せるので便利です。
また、「冷蔵なら必ず2~3日大丈夫」「毎日沸騰させれば長持ちする」というように、日数や再加熱だけで安全性を判断するのは避けましょう。
食べ切れないと分かった場合は、状態のよいうちに冷凍する方法もあります。
ただし、大根、じゃがいも、ゆで卵、こんにゃくなどは冷凍すると食感が変わりやすいため、先に食べるなど工夫するとおいしさを保ちやすくなります。
わが家でもおでんのように具材をいろいろ入れる料理は、つい多くなりがちです。
「何日まで持たせよう」と考えるより、今日食べる分・翌日に食べる分・保存する分を早めに分けると、家庭では扱いやすいですね。
おでんは保存方法に気をつけながら、できるだけ早めにおいしく食べ切りましょう。
関連記事
おでんの味が薄くなってしまったときは、おでんが薄いときの対処法|失敗しない味の直し方とコクを出すコツも参考にしてください。
「いつもの具以外も入れてみたい」という方は、おでんの具材おすすめ25選|定番から変わり種までで定番から変わり種まで紹介しています。
おでんの大根をやわらかく仕上げたいときは、大根をふんわり柔らかく煮る方法も参考にしてください。
卵のゆで時間で迷ったときは、ゆで卵は何分?半熟・固ゆで早見表で好みの固さを確認できます。
残ったおでんを翌日に食べるときの保存や温め直し、アレンジについては、おでんの残りは翌日どうする?保存方法・温め直し・簡単アレンジを紹介で詳しくまとめています。
地域によって違うおでんも気になる方は、静岡おでんとは?普通のおでんとの違いや黒い理由・食べ方を紹介も読んでみてください。

