おでんが薄いときの対処法|失敗しない味の直し方とコクを出すコツをやさしく解説

寒い季節になると恋しくなる「おでん」。じっくり煮込んで、いざ食べてみたら「なんだか味が薄い…」と感じたことはありませんか?
おでんは繊細な料理なので、少しの調味料の加減や具材の組み合わせで味の印象が大きく変わります。そのため、「分量通りに作ったのに薄い」「だしを入れたのに物足りない」と感じる方も少なくありません。
この記事では、おでんが薄くなってしまう原因から、初心者でも失敗しにくい味の直し方、具材別の調整方法、やってはいけないNG例まで、やさしく丁寧に解説します。
- おでんの味が薄くなる原因
- 失敗しにくい基本の味直し方法
- しょうゆ・白だし・めんつゆなど調味料別の調整法
- 大根・卵・練り物など具材別のコツ
- やってはいけないNG調整
おでんの味が薄く感じるのはなぜ?

「味が薄い」と感じるとき、実は本当に調味料が足りていない場合と、味はあるのに物足りなく感じる場合の2パターンがあります。
① だしが十分に出ていない
おでんはだしが命の料理です。昆布やかつお節のうま味がしっかり出ていないと、しょうゆやみりんを足しても、なんとなく薄く感じやすくなります。
- 昆布を短時間で引き上げた
- 水の量が多すぎた
- だしの素が少なかった
このような場合、塩味ではなく「うま味不足」が原因のことが多いです。
② 具材から水分が出ている
大根、トマト、白菜、しらたきなどの具材は、煮込むと水分を放出します。その結果、だしが薄まってしまうことがあります。
特に、下茹でが不十分な大根や、冷凍していた具材をそのまま使うと、水っぽくなりやすい傾向があります。
③ 冷めると味が薄く感じやすい
温かいときはちょうどよかったのに、冷めると薄く感じることがあります。これは、温度が下がると塩味やうま味の感じ方が弱くなるためです。
「冷めてもおいしい」おでんにするには、ほんの少しだけコクを足すことがポイントになります。
おでんが薄いときにまず試したい基本の直し方

「味が薄い…」と感じたとき、いきなりしょうゆを大量に足してしまうと、しょっぱくなりすぎて失敗することがあります。
まずは、次のステップで調整してみてください。
- だしのうま味を足す
- 少量ずつ調味料を加える
- 少し煮込んでなじませる
- 冷まして味見をする
① まずは「だし」を足す
塩味より先に、だしのうま味を補うのがおすすめです。
- だしの素:少量ずつ
- 顆粒だし:ひとつまみずつ
- 白だし:小さじ1〜
これだけで「薄い」と感じていた印象が、ぐっと改善されることも多いです。
② しょうゆ・塩は必ず少量ずつ
一度入れすぎると戻せないのが調味料の怖いところです。
必ず、
- 小さじ1/2〜1杯
- 味見をする
- 5〜10分煮る
を繰り返してください。
③ すぐに味見しない
調味料を足してすぐ味見すると、「まだ薄い」と感じがちです。
おでんは味がしみるまで時間が必要な料理です。5〜10分ほど煮てから、もう一度確認しましょう。
調味料別|おでんが薄いときの味の直し方

おでんの味付けは家庭ごとに異なります。「白だし派」「めんつゆ派」「しょうゆ派」などさまざまですが、使っている調味料によって正しい直し方が違うのがポイントです。
白だしを使っている場合

白だしはうま味・塩味・甘みがバランスよく入っている便利な調味料です。薄いと感じた場合は、まず白だしを少量ずつ足してみましょう。
- 4人分:小さじ1〜2杯ずつ
- 足したら5〜10分煮る
- 冷まして味見
ただし、白だしを入れすぎると塩辛くなりやすいため、必ず少量ずつが基本です。
めんつゆを使っている場合

めんつゆは甘みが出やすいのが特徴です。薄いからといって一気に足すと、甘すぎてしまうことがあります。
めんつゆで調整する場合は、
- 小さじ1ずつ
- 必ず煮てから味見
- 甘くなりすぎたらだしを足す
この3点を意識しましょう。
しょうゆで味付けしている場合

しょうゆは塩味が強く、色も濃くなりやすいため、使いすぎ注意です。
- 必ず「薄口しょうゆ」が理想
- 小さじ1/2ずつ
- 色の変化も確認
味は薄いけれど色は濃い…という場合は、塩分ではなくうま味不足の可能性が高いです。その場合はだしを足しましょう。
塩だけで調整している場合

塩での調整は一番シンプルですが、失敗しやすい方法でもあります。
塩を足す場合は、
- ほんのひとつまみ
- しっかり溶かす
- 5分ほど煮る
を必ず守ってください。
みりん・砂糖で甘みを足す場合

「味はあるけど、なんだか物足りない」と感じる場合、甘みが足りないことがあります。
- みりん:小さじ1〜
- 砂糖:ひとつまみ〜
ほんの少し足すだけで、味に丸みが出て満足感がアップします。
具材別|おでんが薄いときの調整ポイント
おでんは具材によって、味の入り方・出方が大きく異なります。薄く感じる原因が具材側にあるケースも少なくありません。
大根
大根は水分が多く、煮込むほどだしを薄める傾向があります。
- 下茹でしてから使う
- 米のとぎ汁 or 水で下茹で
- 味直し後に再度煮込む
卵
卵は味が染みるまで時間がかかります。煮込んですぐ食べると「味が薄い」と感じがちです。
対策としては、
- 殻をむいた後に数か所穴をあける
- 一度冷ましてから温め直す
この2つが効果的です。
練り物(ちくわ・さつま揚げなど)
練り物は油分や甘みがだしに出るため、入れすぎると全体の味のバランスが崩れやすくなります。
一度湯通しすることで、余分な油を落とし、だしが薄くなるのを防げます。
トマト・ロールキャベツなどの洋風具材
これらの具材は水分が非常に多いため、味が薄くなりやすい原因になります。
この場合は、
- 別鍋で煮る
- 後から合流させる
などの工夫がおすすめです。
おでんにコクを出したいときの裏ワザ
「塩味は足りているのに、なんとなく物足りない」 そんなときは、コクをプラスするのがおすすめです。
少量のごま油

小さじ1/4程度で、風味がぐっと深まります。
鶏ガラスープの素

ほんのひとつまみ加えるだけで、うま味がアップします。
昆布を追加

すでに煮ている途中でも、昆布を小さく切って加えると、うま味が補強されます。
干ししいたけの戻し汁

天然のうま味成分が豊富で、やさしいコクが加わります。
おでんが薄いときにやってはいけないNG調整

「薄いから早く何とかしたい」と思うほど、ついやってしまいがちな失敗があります。以下は、特に注意したいポイントです。
① いきなり調味料を大量に足す
一度濃くしすぎると、元に戻すのはとても大変です。必ず少量ずつ足してください。
② すぐに味見を繰り返す
調味料を入れてすぐの味は、実際よりも薄く感じやすいです。最低でも5〜10分煮てから味見をしましょう。
③ 具材を全部取り出さずに調整する
具材が入ったまま調味料を足すと、表面だけ濃くなることがあります。可能であれば、いったん具材を端に寄せて調整しましょう。
④ 色だけで判断する
「色が薄い=味が薄い」とは限りません。おでんは色が薄くても、しっかり味がある場合も多いです。
よくある失敗例とその対処法
しょうゆを入れすぎてしょっぱくなった → 水やだしを足して薄める+具材を追加
甘くなりすぎた → だし・薄口しょうゆを少量足す
味はあるけどぼんやりしている → だしの素・昆布・鶏ガラなどでコクを追加
翌日のおでんが薄いと感じたときの対処法
おでんは一晩置くと味が染みる反面、水分が出て薄く感じることもあります。
翌日のリカバリー方法
- だしの素を少量追加
- 白だしを小さじ1〜
- 軽く煮直す
- 一度冷まして味見
味が薄いおでんのリメイク案
どうしても調整が難しい場合は、別料理にリメイクするのもおすすめです。
① おでん出汁の炊き込みご飯

ご飯+おでんのだし+具材少々で、やさしい味の炊き込みご飯に。
② おでん風うどん

薄めのおでんだしは、うどんつゆにぴったりです。
③ 茶碗蒸し

卵と合わせれば、上品な味の茶碗蒸しに。
Q&A|おでんが薄いときのよくある質問

Q1. 薄いと感じたら何を最初に足すべき?
まずはだしです。塩味ではなく、うま味不足のケースが多いです。
Q2. しょうゆと白だし、どちらがいい?
初心者の方には白だしがおすすめです。味のバランスが崩れにくいです。
Q3. 具材が原因で薄くなることはありますか?
あります。特に大根、トマト、しらたきなどは水分が出やすいです。
Q4. 煮込みすぎると薄くなりますか?
水分が蒸発して濃くなることもありますが、具材から水分が出て薄くなることもあります。
Q5. 何度も味見していい?
味見は大切ですが、入れてすぐの判断は避け、必ず少し煮てからにしましょう。
Q6. 子ども向けに薄味にしたい場合は?
薄味でも、だしのうま味をしっかり出すことで満足感が出ます。
Q7. 市販のおでんが薄いときは?
白だしやだしの素を少量足すと改善しやすいです。
Q8. 薄口しょうゆがない場合は?
濃口しょうゆでもOKですが、必ず少量ずつにしてください。
Q9. 味が濃くなりすぎたら?
水またはだしを足して調整しましょう。
Q10. おでんは何回温め直していい?
2〜3回程度が目安です。毎回しっかり冷ましてから再加熱すると味が染みます。
まとめ|おでんが薄いと感じたら慌てなくて大丈夫
おでんが薄いと感じても、ほとんどの場合は少しの調整で十分おいしくなります。
- まずはだしを足す
- 調味料は少量ずつ
- 少し煮てなじませる
- 冷ましてから再確認
この流れを意識するだけで、失敗しにくくなります。
やさしい味わいのおでんは、体にも心にもやさしい料理です。ぜひご家庭の好みに合わせて、少しずつ調整してみてくださいね。

