● 新品バッグのにおい、その原因は?
接着剤や防腐処理が影響することも

新品のバッグは、製造過程で使われる接着剤や染色剤、防カビ剤のにおいが残っていることがあります。特に海外製や合成皮革のものは、密閉状態で輸送されることが多く、袋を開けたときに一気ににおいが出てくることも。
素材そのものがにおうことも

本革:なめし加工の特有の香り。好き嫌いが分かれます。
合皮:ポリウレタンなど石油系のにおいが強く出る傾向。
ナイロン:化学繊維の密閉臭がこもることがあります。
● まずは自然にまかせてみる「風通しケア」
☁ 陰干しでやさしく空気の入れ替えを
いちばん手軽なのが「陰干し」。直射日光は避け、半日〜1日、風の通る日陰に吊るしておくと驚くほど変わります。窓際、軒先、ベランダなど、風が抜ける場所が理想です。
📰 新聞紙の吸着力を活用
くるくる丸めた新聞紙をバッグの中に入れておくだけで、においの元を吸い取ってくれます。バッグの中でコロコロ転がして、2〜3日繰り返すとより効果的です。
● 素材別・わたしのおすすめ消臭アイデア
🌿本革バッグには“やさしい乾燥とケア”
革は水分と化学薬品に弱いため、風通し&革用クリームで整えるのが基本。
革クリームは無香料か、ほんのりラノリン系がおすすめです。
内側に新聞紙+外側をやさしく拭くだけでも違いが出ます。
🌱合皮バッグには“重曹&湿気対策”
市販の除湿剤よりも、重曹をお茶パックに詰めて入れるのが安心&簡単。
重曹は1週間ほどで交換。
外側は硬く絞った布でやさしく拭いてOK。
🌸ナイロンバッグは“拭き取り&香り中和”

ナイロン素材は水に強いので、中性洗剤を含ませた布で拭くのも有効。
コーヒー豆や茶葉(乾燥させたもの)を布袋に入れておくと、ふんわり香りが中和されます。
● 暮らしにある“やさしい”脱臭アイテム
アイテム 使用法 適した素材
重曹 お茶パックに入れ内部へ 合皮・ナイロン◎
コーヒー豆 乾燥させてガーゼに包む 本革△・ナイロン◎
新聞紙 丸めて入れる 全素材◎
緑茶や紅茶の葉 使用済み乾燥タイプでOK 合皮・ナイロン△
● 逆効果になりやすい対処法とは?

ドライヤーで熱をかける → 革の縮み・変形の原因に。
強力な消臭剤を吹きかける → 色落ち・変質の危険。
香り付きの芳香剤を中に入れる → 臭いが混ざってさらに悪化…。
● 使わないときも大切に。バッグの保管術
風通しのよいクローゼットに保管
湿気がこもりにくい通気袋を使う
バッグの中に新聞紙や重曹パックを入れておく
1ヶ月に1回は“換気”をしてあげると◎
● わたしが試してよかった市販アイテム
皮革専用の無香料スプレー(楽天で人気)
|
|
炭入りの消臭ポーチ(バッグインバッグとしても◎)
|
|
天然精油系の防臭パック(ラベンダーやヒノキなどやさしい香り)
|
|
● よくあるQ&A
Q. においは放っておけば消える?
素材にもよりますが、風通しをよくしないと1ヶ月以上残ることもあります。
Q. バッグに香水を吹きかけてもOK?
革や合皮にはNG。内布にも染みつくので、香り付きアイテムは要注意です。
