IHで鍋焼きうどんが反応しないのはなぜ?
寒い日に食べたくなる「鍋焼きうどん」。でも、いざIHコンロにかけようとしたら…「ピッ」と音がして加熱されない。そんな経験をされた方は多いのではないでしょうか?
実はこれ、うどんが悪いのではなく“鍋の材質”が原因なんです。
- アルミ製・土鍋など、磁力が通らない素材の鍋を使用している
- 鍋底が平らでなく、IHのコイルと密着していない
- 鍋のサイズが小さすぎてセンサーが反応していない
IHは磁力を使って鍋を直接発熱させる仕組みなので、「磁石にくっつかない鍋」では加熱できません。
IHで使える鍋かどうかの見分け方
自宅にある鍋がIHで使えるかどうか、見分けるのは簡単です。以下の3つのポイントをチェックしてみましょう。
- 底が磁石にくっつくかどうか(磁石がつけばOK)
- 鍋底が平らかどうか(ゆがんでいると反応しにくい)
- 「IH対応」「200V対応」マークがあるか(パッケージまたは底面をチェック)
逆に、アルミ・銅・土鍋などはIHが反応しないことが多く、直接加熱できません。
IH非対応鍋でもOK!発熱プレートを使う方法
お気に入りの土鍋でどうしても鍋焼きうどんを作りたい場合は、「IH発熱プレート」を使うのがおすすめです。
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IHの熱をプレートが吸収して、上に置いた鍋に熱を伝えるアイテムです。 つまり、IHに反応しない鍋でも「間接的に加熱」できるという仕組みです。
ただし、発熱プレートを使用する際は以下の注意も。
- 長時間加熱は避ける(IHが過熱停止する場合あり)
- 底が丸い鍋は安定させる工夫を
- 調理中は目を離さない
IH対応のおすすめ鍋5選【鍋焼きうどんにぴったり】
ここでは、鍋焼きうどんをIHで作るのにぴったりな人気鍋をご紹介します。
- 和平フレイズ 土鍋風ステンレス鍋(IH対応)
見た目は土鍋なのにステンレス製でIH対応!一人鍋に最適。
- パール金属 あったか鍋シリーズ
軽くて使いやすいアルミ+ステン底。IHでもスムーズ加熱。 - ニトリ IH対応 一人鍋 18cm
コスパ抜群で、洗いやすく収納も便利。 - ティファール インジニオ・ネオ
取っ手が外せるから食卓でもおしゃれにそのまま出せます。
- アイリスオーヤマ IH土鍋風鍋
見た目は完全に土鍋!だけどIH対応という優れもの。
どれも1人前の鍋焼きうどんにぴったりなサイズ(16〜18cm)で、IHでもスムーズに使えます。
オールメタル対応IHなら、ほとんどの鍋が使える!
最近のIHクッキングヒーターには、「オールメタル対応」という高性能タイプがあります。
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鉄・ステンレスだけでなく、アルミや銅などの鍋も加熱できるIHコンロのこと。 通常のIHでは使えない土鍋風のアルミ鍋なども加熱できます。
ただし注意点もあります。
- 価格が高め(通常タイプより2〜3万円ほど高い)
- 加熱スピードがやや遅い場合も
それでも、毎日のように鍋料理を楽しむ方には「買い替える価値あり」の機能です。
IHで鍋焼きうどんをおいしく作るコツ
IHは火力の立ち上がりが遅く、焦げつきにくい反面「味がぼやけやすい」と言われます。 ここでは、IHで作っても美味しく仕上げるコツをご紹介します。
- だしはしっかり温めてから具材を入れる
温度が上がるまでに時間がかかるため、沸騰前に具材を入れると煮えムラの原因に。 - 麺は半ゆでタイプを使う
冷凍うどんを使う場合はレンチンしておくと時短にも。 - 具材は加熱順を意識
ネギ→きのこ→肉→卵の順で入れるとバランスよく仕上がります。
【Q&A】IHで鍋焼きうどんを作るときのよくある質問
Q1:IHに反応したりしなかったりするのはなぜ?
A:鍋底の形状や汚れが原因でセンサーがうまく働かない場合があります。鍋底をきれいにして、中央にしっかり置くようにしましょう。
Q2:IH非対応鍋を無理に使うとどうなる?
A:エラー表示が出たり、加熱が止まる場合があります。無理に使うとIH自体の故障につながることもあるので注意が必要です。
Q3:一人暮らしでおすすめのIH鍋は?
A:18cm前後のステンレス鍋が使いやすく、洗いやすさ・収納性も◎です。
まとめ:IHでも鍋焼きうどんはおいしく作れる!
IHで鍋焼きうどんが反応しないのは「鍋の素材」が原因ですが、
IH対応鍋・発熱プレート・オールメタルIHのいずれかを使えば解決できます。
お気に入りの鍋で、ぐつぐつと音を立てるアツアツのうどんを楽しみましょう。
- IHに反応しない鍋=アルミ・土鍋など磁力が通らない素材
- 発熱プレートを使えば非対応鍋でもOK
- IH対応鍋を選ぶなら、底が平らで磁石にくっつくものを
- オールメタル対応IHならどんな鍋でも使える