秋の味覚・栗!虫の見分け方と安全に食べるコツを徹底解説 | ちらほら食べ物ブログ

秋の味覚・栗!虫の見分け方と安全に食べるコツを徹底解説

 栗に潜む虫を除去するコツ:見極め方と虫が含まれていても安全かの解説 

栗虫穴

秋の定番の味わい、栗。特に栗ご飯は多くの人々から愛されていますが、時には虫が潜んでいることが問題となります。

子どもの頃、集めた栗を剥く際に虫が出てきた経験は、多くの人にとって忘れがたい思い出です。虫は苦手でも、やはり栗の美味しさを楽しみたいものです。

ここでは、栗の中の虫を効率的に取り除く方法を詳しくご紹介します。

栗が虫食いかどうかを見分ける方法や、虫が混入していても食べて安全かどうかも併せて説明しますので、しっかりと確認してください。

虫を除去する最も手軽な方法は、栗を割って直接取り出すことです。ただし、生きている虫と遭遇する可能性もあり、虫が苦手な方には適していないかもしれません。

そういった場合におすすめなのが、栗を水に浸すことによって虫を自然に引き出す方法です。

栗虫穴

 栗の虫除去方法その1:水漬け処理 

栗を流水でしっかりと洗い流します。
水をたっぷり入れたボウルに栗を沈めます。
半日ほど放置すれば、栗内の虫は水中での呼吸が難しくなり、自然と外に出ることが多くなります。
意外と簡単なこの方法は、虫が自ら出てくるか、中で息絶えるため、生きた虫との遭遇が減ります。
栗の虫除去方法その2:熱湯処理

栗を丹念に洗浄します。
80℃のお湯を用意し、栗を浸します。
1分間そのまま保持します。
栗を取り出し、水気をしっかり拭き取ります。
栗の外皮と内側の皮の間にしばしば残る虫の卵には、80℃の熱湯が効果的です。この温度で処理することにより、卵の発育を阻止し、栗の品質を保ちながら卵を安全に殺すことができます。温度管理は重要で、適正温度を見極めるためには、鍋底の小さな気泡の動きが指標となります。
この方法で1分間維持した後に栗を取り出し、使用前に軽く水気を拭き取ってください。すぐに使わない場合は、密封可能なバッグに入れて冷蔵庫で保存すると、寒さが糖分を増やし、栗の甘みが向上します。

栗の長期保存方法については、別の記事でさらに詳しく説明していますので、そちらも参照してみてください。

栗虫穴

 虫食い栗の識別方法 

栗を剥く作業は手間がかかりますが、剥いた後に虫食いが見つかると全ての労力が無駄に感じられることも。事前に虫食いの栗を見つけ出しておく方法をご紹介します。

まず、栗を水に入れます。虫に食べられて中が空洞になった栗は軽くなっており、水面に浮かぶのでこれを取り除きます。これだけで虫食い栗をある程度選別できます。

また、以下の特徴がある栗にも注意が必要です。

栗に黒い穴が開いている
表面が黒く変色している
これらは虫の出入りを示す兆候や、栗の内部が腐っている可能性があることを意味しています。異常な外観の栗は避けることが安全です。

栗の中の虫の安全性について

自然環境下で育った栗には時として虫が侵入します。以前、虫を取り除く方法を紹介しましたが、完全には除去できない場合もあります。ただし、栗の中にいる虫は人体に害はなく、偶に食べてしまっても健康に影響はありません。

主な虫にはクリシミゾウムシやクリミガがあり、これらは小さく、稀に食べてしまっても問題ありません。驚くかもしれませんが、クリシミゾウムシは栗より美味しいと感じる人もいます。

虫の跡がある栗も食べることは可能ですが、見た目が気になる場合は避けることを推奨します。

 虫を効果的に取り除く方法まとめ 

簡単に虫を取り除くには、栗を水に半日つける方法が有効です。虫は呼吸ができなくなり、自然と出てくるでしょう。また、虫の卵を完全に死滅させたい場合は、80℃の熱湯に1分間つける方法が効果的です。

市場で販売される栗は、下処理がされていないことが多く、自分で拾った栗も虫が残っている可能性があります。見た目が問題なければ、これらの方法で虫を除去してから、安心して秋の味覚を楽しんでください。

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